津波の影響で用水路に泥が…田植えに向けてボランティアが泥上げ

04/02(火) 11:57

石川県能登町では元日の地震で大きな被害を受けた農業の再開に向け、ボランティアが用水路の泥上げを行いました。

奥能登では例年春先から米作りなどの農作業が本格的に始まります。

このうち能登町九里川尻の田んぼでは津波の影響で用水路にゴミや泥が溜まり、田植えに向けた準備が思うように進んでいません。

こうした中、きょうから県が派遣するのは農林水産業の復旧作業にあたるためのボランティアです。

けさはボランティア19人が用水路に溜まった泥やゴミをスコップで掻き出す作業を　　　　　　　　　　行いました。

参加したボランティアは「かなり大変なので少しでも現地の方の力になれればと思っている」と話していました。

また地元の人は「田んぼの維持をするためには私たちでは到底難しいのでボランティアの方に来ていただいて、この高齢者の地区にはすごく助かります」と感謝していました。

奥能登の1次産業はなりわいの再開に向けて今後も多くの人手が求められる見通しで、ボランティアは近くカキの出荷なども手伝う予定です。