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プライベートな場を!輪島市に避難所として「インスタントハウス」低価格で設置可能

輪島市立輪島中学校に来ています。こちらも地震で大きな被害を受け、現在は避難所となっています。

多くの人たちが身を寄せる中、この学校のグランドにあるものが設置されました。テントのようなものなんですが、屋外用の「インスタントハウス」といって名古屋工業大学が開発した簡易住宅です。

内側から断熱材を施していて保温性が高くわずか1時間という短時間で組み立てられるのが特徴です。

このインスタントハウスを設置した名古屋工業大学の北川啓介教授です。

名古屋工業大学・北川啓介教授:
「きょうも避難所を見せていただき、食べる、寝る、そういったことが中心の生活になっている。そういった時にプライベートの場だったり、おむつを替えたり、着替えたり、授乳したり、プラスアルファの空間とか、いろんなところで活用できると思いお届けしている」

ーー被災者へのメッセージ
「最低限の食べ物、飲み物は整ってきているが、衣食住の“衣”のところ、体育館の中も寒かったりするので、未来に向けてという気持ちになりづらい。こういった温かみのある空間に身をおき、未来に向けてやっていこう、これから街を作っていこうと前向きな気持ちに少しでもなっていただきたいと思い尽力していきたい」

北川さんは屋内用のインスタントハウスをすでに設置しています。このインスタントハウスは実費で1万円から1万2000円で建てられるということです。

そのため、名古屋工業大学は奨学寄付金として寄付を募り被災地へ届けるということです。

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