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「やっぱり1番は風呂」金沢市が輪島市の被災者を受け入れ 看護師が24時間常駐 健康をサポート

能登半島地震で石川県内の死者は213人、避難している人は約2万6000人にのぼります。こうした中、金沢市が避難者の受け入れを始めました。

(記者リポート)
「きのう(10日)から避難者の受け入れを始めた金沢市のヌカダニふれあい体育館です。隣接した施設では避難者の入浴も可能で、健康をサポートしていきます」

金沢市は県の要請を受け、10日から輪島市の避難者を受け入れています。ここには午前9時時点で輪島市の孤立集落、南志見(なじみ)地区の87人が身を寄せています。

避難している男性:
「やっぱり1番はお風呂でした。10日ほどは全くお風呂に入れなかったので、風呂に入って温まったのはうれしかったです」

避難している女性:
「雨水を一回沸かして体を拭くぐらいしかしてあげられなくて、子供の服もほとんど同じだったので、体中かゆくなってかいたりとかもあって、お風呂が1番この子には良かったかなと思います」

こちらの体育館には市の職員や看護師が24時間常駐していて、避難者から要望を聞き取り、2次避難所の紹介などを行います。

金沢市・村山卓市長:
「県下全域での対応、特に金沢と加賀地域での対応が求められると思います。我々、地方自治体としてできることについて同じ県民として協力していきたいと思います」

金沢市は市内5カ所に2次避難所を開設しています。

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