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「これ見りゃ涙出る…」無残にも子供たちの遊び場も崩壊 能登町の「ケロンの小さな村」
子供たちの遊び場も大きな被害を受けました。石川県能登町の山の中にある「ケロンの小さな村」。今年(2024年)から運営を孫へ引き継ぐ予定だったといいます。
2009年に上乗秀雄さんが能登町に手作りで開いた「ケロンの小さな村」面積は約3300平方メートル。
手作りの遊具が設置され誰でも無料で遊ぶことができます。
しかし…。
上乗秀雄さん:
「あれが水車小屋。東京の娘と一緒に作った水車小屋なんですけど、土台が崩れて斜めになっているのがわかるでしょ」
能登半島地震で遊具は傾いてしまいました。
上乗秀雄さん:
「ここの上に置いてあったんです。それが揺れてガーンと落ちて、これも処分せざるを得ないかなと」
子供たちにパンやピザを焼いていた原点の石窯も使えなくなってしまいました。
上乗秀雄さん:
「ケロン村を作るときに真っ先に作ったのがこれなので。本当に思い出があって大切な石窯だったんですけど。これ見りゃ涙が出ますけど正直言ってね…」
「ケロンの小さな村」は、今年から東京から石川に帰ってきた孫に運営を引き継ぐ予定でした。そのスタートとなる日に地震に見舞われたのです。
上乗秀雄さん:
「悪いことばかりじゃなくて新しい希望もね。一緒にこれを復旧復興させようかなと。自分が作ったって何よりも愛着ができるからね。一緒に作り直すことにも意味があるかな」
上乗さんは、再び子ども達に石窯のパンを提供しようと、地震が落ち着けば復旧作業を行うということです。