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被災地で課題の運動不足解消を…スポーツ庁・室伏広治長官が珠洲市入り 独自考案のエクササイズを直接指導

スポーツ庁の室伏広治(むろふしこうじ)長官が珠洲市を訪れ独自に考案したエクササイズを指導しました。

珠洲市の宝立小中学校。

子供たちが拍手で出迎えたのは…。

アテネオリンピック、陸上ハンマー投げの金メダリスト、室伏広治さんです。

いまはスポーツ庁長官を務める室伏さん。

被災地で課題となっている運動不足を解消しようと珠洲市を訪れました。

室伏長官:
「つぶさないけど押す、つぶれちゃだめだよ。つぶさないけどギューッと押す」

今回行ったのは、紙風船を使ったエクササイズ。

これは室伏さんが考案したもので紙風船をつぶさないようにすることで全身の筋肉や神経にバランスよく刺激を与えることができます。

室伏さん:
「おーしできた!上手だねー」

およそ20分という短い時間ではあったものの子供たちは思いっきり体を動かしました。

子ども:
「テニスみたい」

その後、室伏さんは校内に設置されている避難所へ。

ここでも紙風船を使ったエクササイズで交流しました。

避難者は:
「大きい手やー」
「笑顔で接してくださったからうれしいですね」
「外はくもっていますけどすっきりしましたね」

被災地を見た室伏長官の感想は…

室伏さん:
「被災の状況が大変厳しいことがひしひしと伝わってきたところでございます。少し笑顔が見られましたのでこういった地道な継続も大切なのかなと思いました」

スポーツ庁は今後もこうした交流を続けていくということです。

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