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惨状目にし「色んな被災地行ってるがまだ本当に手付かず」兵庫からのボランティアが石川県珠洲市で活動開始

11日、兵庫県の三宮を出発したボランティアバス。12日午前、能登半島地震で甚大な被害をうけた珠洲市に入り活動を始めました。

珠洲市にやってきた1台のバス。

「よろしくお願いします!」

やってきたのは兵庫県から来たボランティア14人です。このボランティアは11日、兵庫県を出発。北陸応援割を利用して金沢市内で1泊し、昼前に珠洲市に到着しました。

まずとりかかったのは、兵庫県から持ってきた物資の荷降ろし。ご当地グルメの「姫路おでん」や淡路島特産のタマネギをバケツリレーで渡していきます。

全国災害ボランティア支援 高橋守雄代表理事:
「珠洲に近づくにつれて道路が陥没したりしてボランティアが入りづらい」

その後向かったのは宝立町鵜飼。津波の被害が未だに手付かずとなっています。ここでは…

「せーの」

津波で流された壊れたキリコを運び出しました。宝立町のキリコと言えば…

高さ14メートル重さ2トンの巨大なキリコが乱舞する、能登を代表する祭り宝立七夕キリコまつり。今年もこの祭りで使うはずでした。住民の思いがつまったキリコは予想以上に重く…

「一輪車噛ませたら楽にならないですかね?」

阪神・淡路大震災や東日本大震災を支援した経験を生かし運び出しました。

高橋さん:
「いろんな被災地行ってますけどまだ本当に手付かず。末永い被災地支援が必要なんじゃないかと思います。これ見ると本当にもっともっとたくさんの支援を国とか石川県は求めてほしいと思います。ボランティアは不要不急なものと言わずに1番大切なと思いますので。」

珠洲市社会福祉協議会 塩井豊事務局長:
「やはり経験されてってことで、被災者のお気持ちもご理解していただいてもう大変ありがたいと思います。」

ボランティアの一行はきょういったん金沢まで戻り、あす再び珠洲で活動します。

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