石川テレビ

 

第508回石川テレビ放送番組審議会 令和3年10月12日(火)

   ※新型コロナウイルス感染拡大防止、3密を回避するため、会議室での出席と
Microsoft Teamsを利用したWebでの出席を併用して開催

【出席委員】

委 員 長 岡 能久  
副委員長 前田 昌彦
委   員 毎田 健治 谷内江 潤子
岩木 弘勝 北 篤司
松田 若子 宮本 陽子
金光 秀和 北尾 美帆

以上10名

1、審議番組(合評)

「わがまま!気まま!旅気分 〜発見!!いしかわ能登の美力!!」
  令和3年9月11日(土) 午後2時30分〜3時25分 放送

今回の番組は、輪島塗、ねぶた温泉、新鮮な魚介類、千枚田、総持寺などの輪島の名所と、ハイディワイナリーという比較的新しい名所に加えて、揚げ浜式塩田という珠洲市の伝統と、奥能登国際芸術祭の現代アートなど多彩で、ありきたりの旅番組とは違って多面的で充実した内容だった。
珠洲の見附島の場所や塩田村の場所など、視聴者向けに巡っている場所の地図がスーパーされていれば良かった。奥能登国際芸術祭も、どのくらい移動すればどの作品を見られるのか知りたかった。車以外の移動手段があるのかという疑問がわいたので、交通手段の紹介もあれば良かった。
高橋ひとみさんと久保田アナウンサーは、世代の差を感じさせず、軽やかで嫌味のないやり取りで良かった。
奥能登国際芸術祭の作品製作シーンがあったが、「どういう思いで、どんな作品を創っているのか」についてなかなか聞ける機会がないので、中島伽耶子さんというアーティストの思いが聞けたのは収穫だった。行ってみたいという視聴者の思いを増幅させるような話だった。
コロナ禍を経験して、これからの旅番組はどうなっていくのだろう。コロナ以後の旅の意味合いが変わってきているのではないかと考えている。サスティナビリティ、環境に配慮した旅がコロナ以後により重視されるとか、様々な要素があると思うので、これからは新しい形の旅番組も作ってほしい。
芸術祭の過去の2作品はどちらも見応えがあった。作品の解説があったので、珠洲の人たちの思いや文化、伝統などが作品に詰まっていることがよくわかり、奥深さが非常によく伝わった。
総持寺は非日常の美しい空間で、静寂の時間を過ごせるということが映像を通してよく伝わってきた。座禅の始まりの鐘の音と、終わりの鐘の音が鳴るまでの間がちょうどよく、見ているだけで心が落ち着く感じがした。
旅番組の構成がマンネリ化しているように感じるので、タイトルの「わがまま!気まま!旅気分」に負けないように工夫して、もっと楽しめる番組を作ってほしい。
全般的に広く奥能登の魅力が伝わり、コロナ禍で動けない中、画面を通して旅をした気分になったし、実際に足を運びたくなった。
高橋ひとみさんが明るく開放的な性格で、好感が持てた。さすがベテラン女優だと思った。
総持寺は、建物や位置関係、自然などをもう少し時間をかけて撮影したら、「静なる空間」の雰囲気が出たと思う。
多くの場所を紹介していたので、やや深掘りができていなかった。

2、訂正・取り消し放送について

事務局より令和3年9月1日〜9月30日までの自社制作番組放送の中で上記に該当した番組はなかった旨、報告した。


3、番組に関する問い合わせ、苦情など
令和3年9月1日〜9月30
日までに編成部に寄せられた意見

 ▽令和3年9月お問い合わせ
電話 22件
メール 23件
はがき・その他 0通

「マンスリーNote」放送 令和3年10月31日(日)午前11時45分〜11時50分(字幕放送)
            再放送 令和3年11月1日(月)深夜2時41分〜2時45分(字幕放送)

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