石川テレビ

 

第505回石川テレビ放送番組審議会 令和3年6月8日(火)

   ※新型コロナウイルス感染拡大防止、3密を回避するため、会議室での出席と
Microsoft Teamsを利用したWebでの出席を併用して開催

【出席委員】

委 員 長 岡 能久  
副委員長 前田 昌彦
委   員 毎田 健治 谷内江潤子
岩木 弘勝 北  篤司
松田 若子 宮本 陽子
金光 秀和 北尾 美帆

以上10名

1、審議番組(合評)

「SMILE×99 かほく・大海小 コロナ禍の1年」
  令和3年5月8日(土) 午前10時25分〜11時20分 放送

コロナ禍で色々と制約がある中で、温かな気持ちというか、前向きな気持ちになれる大変素晴らしい番組だった。
6年生のスローガン「逆境の今だからこそ、最高の思い出を」という心で1年間過ごしている姿に心を打たれた。
コロナは多くの人に辛い状況、過酷な状況を生み出しているが、今回の番組から人を成長させる一つの機会になっていること、新たな未来を作り出すきっかけになっていることを、児童たちの取り組みを通して学ばせてもらえた。
できないことに目を向けるのではなくて、できることを見つけて、さらにそこに全力で取り組もうとする姿がしっかり描かれていた。
キラキラした目、それから優しい目、そういう子どもの持つ力に励まされた。
上級生が下級生の面倒を見ているという姿に温かいものを感じた。

運動会で白組が負け、団長のゆうとくんが号泣し、赤組の団長の男の子が肩を組み、ぽんぽんとしながら写真撮影していた場面が印象的だった。学校が休校になることで人間関係や思いやりなどを学べないという、失うものの大きさを伝える場面として、すごく良かった。

大海小の6年生の子どもたちの自立ぶりには、大変驚かされた。コミュニケーション能力、今風にいうと非認知能力が素晴らしい。今、私たちが目指す教育の在り方が実践されていたように思った。

地域との繋がりの中での子どもの成長、地域との繋がりということもよく描かれていた。

トンネルの壁のアートは素敵な取り組みだなと。初めは少し遠慮しながら描いていたのが、どんどん伸びやかに描いていく様子に変わり、見ている側も楽しくなった。 色が心に与える影響が大きいということもあってか、見ているだけでも心が癒され、元気になれるシーンだった。

トンネルアートの部分で、アフリカンペイントとは何だろう、何故、アフリカンなのだろうと。それから、SHOGENさんとはどういう繋がりがあって、この地域でこのイベントをすることになったのだろうと疑問に思った。

校長はクローズアップされて出ていたが、他の現場の先生方の苦労話や場面があっても良かったのかなと感じた。

制作者は伝えたいのだろうか、それとも描きたいのだろうかと思った。

ナレーションがなくて出演者の声だけで、ナレーションに強制されることなく視聴できて良かった。
ナレーションではなく字幕だけということに何か意味があったのか。
各場面がいつの時点の話なのかということがわかりにくかった。
子どもたちの中には、言葉ではうまく表現できないけれども、思いは心の中に溢れている、そういう子どもたちの言葉にならない気持ちをもっと描いて欲しかった。

2、訂正・取り消し放送について

事務局より令和3年5月1日〜5月31日までの自社制作番組放送の中で上記に該当した番組はなかった旨、報告した。


3、番組に関する問い合わせ、苦情など
令和3年5月1日〜5月31
日までに編成部に寄せられた意見

 ▽令和3年5月お問い合わせ
電話 45件
メール 28件
はがき・その他 0通

「マンスリーNote」放送 令和3年6月27日(日)午前11時45分〜11時50分(字幕放送)
            再放送 令和3年6月28日(月)深夜2時54分〜2時58分(字幕放送)

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