石川テレビ

 

第504回石川テレビ放送番組審議会 令和3年5月11日(火)

   ※新型コロナウイルス感染拡大防止、3密を回避するため、会議室での出席と
Microsoft Teamsを利用したWebでの出席を併用して開催

【出席委員】

委 員 長 岡 能久  
副委員長 前田 昌彦
委   員 毎田 健治 谷内江潤子
岩木 弘勝 北  篤司
宮本 陽子 金光 秀和
北尾 美帆  

以上9名

1、審議番組(合評)

「石川さん Live News イット!」
  令和3年4月13日(火) 午後3時45分〜7時00分 放送

メインキャスターの二人は波がなくて素晴らしいなと思った。
せっかく1年という節目なので、初歩的なこと、手洗いとか、マスクの着け方とか、当たり前になっていて、疎かになっているかもしれないことなど、視聴者に届けるべき情報としてあったのではないか。
感染者の数だけではなく、増えている原因を具体的に示して頂くと、よりコロナへの理解が深まり、予防に向けての行動にも繋がりやすいのではないか。
ゲストの金井さんの「未知のジグソーパズルのピースが少しずつ埋まってきている」というコメントは、今の状態をどう捉えれば良いのか、わかりやすく表現されていた。
ワクチン接種のニュースは、順序立てがわかりやすく、理解しやすいもので良かった。
ワクチンを打つと、どうなるのだろうか、危ないのかとか、色々な思いがある中で、第一号の高齢者の自宅から感想があった。映像の真骨頂で、「大丈夫なんだ」、「安心なんだ」ということがよく伝わった。
今後の各地域での接種開始予定などが示されていて、接種に不安を持っている視聴者の方々に、積極的にワクチンを受けたいという気持ちにさせるのに良かった。
副反応は個々に起こることで、関心が高いと思うので、その辺の注意も触れた方が良かったのではないか。
こういう節目のニュースはキャスターが二人いるので、今回だったら、どちらかが接種スタートを中継先の珠洲から伝えていくスタイルを取った方が、インパクトがあったのではないか。
金沢大学附属病院の院長の臨終に際して、家族に会わせていたという話は、一般的には家族の面会は叶っていないと思っていたので、極限状態でも心のこもった医療をされていて頭が下がる思いがした。
「ツツジを楽しむ余裕が今までなかった」、「明けない夜はないということを信じて、今日も患者の命と向き合います」という、病院に植えられているのとキリシマツツジのシーンは印象的だった。
山野市長のライブインタビューでは、せっかくのライブなので、スタジオからもう一歩踏み込んだ質問などがあっても良かったのかなと。視聴者が知りたいということに踏み込めたのかなという感じがした。

金沢市長のインタビューでは、今後の方向性として、「市民と情報共有していきたい」と話していた。情報共有することで、今の状態をどう良くしていくのか、感染者を減らすことにどう繋げていくのか、具体的に未来をイメージできるような話が聞けると良かった。

北陸中日新聞の金井さんの質問の冒頭、「ワクチン接種がスムーズにできるか、それは自治体の力量に関わっている」というのは、市長への良い提言で的確であった。
市長が地道にできることの徹底と、マスク、手洗い、うがい、細心の注意、危険なところに近寄らないと言っていたが、危険なところとはどういうところなのだろうと思った。
「男女平等後進国だ」という金井さんの解説は、とてもわかりやすく受け止められた。時間も短い中で、的確な情報があった。
男女格差という言葉はよく聞くが、数値、データなど、詳しいことを知る機会がないので、意識を向ける良い機会になるのではないか。
「おじさん議員」というテロップと話されていることに違和感があった。
感染拡大をどのように抑えるかという、制作者側、ディレクターの大きな目的があると感じた。
変異ウイルスがあるとか、気の緩みがなかったかとか、原因を考えさせることを視聴者によく説明して、感染拡大を抑える大きな力になって頂きたい。

2、訂正・取り消し放送について

事務局より令和3年4月1日〜4月30日までの自社制作番組放送の中で上記に該当した番組はなかった旨、報告した。


3、番組に関する問い合わせ、苦情など
令和3年4月1日〜4月30
日までに編成部に寄せられた意見

 ▽令和3年4月お問い合わせ
電話 13件
メール 28件
はがき・その他 0通

「マンスリーNote」放送 令和3年5月30日(日)午前11時45分〜11時50分(字幕放送)
            再放送 令和3年5月31日(月)深夜2時31分〜2時35分(字幕放送)

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