石川テレビ

 

第491回 石川テレビ放送番組審議会 令和2年2月12日(水)

【出席委員】

委 員 長 岡 能久  
副委員長 前田 昌彦
委   員 毎田 健治 谷内江潤子
岩木 弘勝 北  篤司
松田 若子 宮本 陽子
金光 秀和 北尾 美帆
以上10名
1、審議番組(合評)

環境特番
 「みんなで考えよう!食品ロス 〜家計からはじめるエコライフ〜」
令和2年1月25日(土) 午後2時00
分〜2時55分 放送

環境の問題をわかりやすくて身近に捉えられていて、良い番組だった。
「食品ロスということについて認識しようよ」という投げかけは、成功したのではないか。
番組の冒頭で、はっきりと食品ロスはこういうことだという紹介が詳しくされたことは、番組を見進める上で、とても良かった。
番組が終わって、すぐにベジブロス作りを始めた。企画書の中に「私たち一人ひとりが食品ロスを減らすためのアクションに繋げます」とあるが、まさにその言葉通り、すぐに行動に起こしたくなるような番組だった。
昔ながらの日本の「もったいない」という精神を思い出した。
三つのキーワード、「使い切る」、「シェアする」、「再利用する」を示した上で具体例を紹介したことで、わかりやすく問題を理解することが出来たのではないか。
この番組で昨年5月に食品ロス削減推進法が成立したことも、10月1日から施行されたことも初めて知った。
日本で1年間に発生した食品ロスが643万トン、そのうちの家庭ロスが291万トンという数字を示されていたのは良かったと思うが、どれくらいの量か具体的に示すことが出来なかったのか。
「使い切る」というテーマの中で「冷蔵庫を便秘にしない」というフレーズがあり、わかりやすく、確かにその通りだなと思った。
「家計からはじめるエコライフ」の取り組みで、主婦の立場からすると1週間分の献立を考え、買い物をすることはハードルが高く、それよりも買いすぎたらどのようにするか、提案して欲しかった。
フードドライブの受け入れ先の案内があると良かった。
「フードドライブの食品が地域のコミュニティを豊かにする」という言葉が、非常に印象に残った。
サブタイトルに「家計からはじめるエコライフ」が付いているが、何故、このサブタイトルを付けることが必要だったのか。食品ロスとして、千里浜のレストランなどの取り組みが紹介されていたが、「家計から」と結び付きにくいのではないのか。
「金沢ピクルス」では、その他の保存食品などは取り上げる必要はなかったのではないか。その時間を使ってフードドライブの内容を増やした方が良いのではないか。
家庭から食品ロスが出る原因として、過剰除去、直接廃棄、作りすぎ、食べ残しという言葉を挙げて説明しているが、言葉が硬すぎて。もう少しわかりやすい言葉で、説明されると良かった。
主婦だけではなく、男性でも、家庭を持っていない方でもすぐに取り組めるような視点があっても良かったのではないか。
食品ロスの半分が家庭からと、番組内で紹介があったが、スーパーマーケットや外食チェーンなどの残り半分の食品ロスの方について、企業としての取り組みという視点での番組が続編であればと良いなと思った。

2、訂正・取り消し放送について
事務局より令和2年1月1日〜1月31日までの自社制作番組放送の中で上記に該当した番組はなかった旨、報告した。

3、番組に関する問い合わせ、苦情など
 令和2年1月1日〜1月31日までに編成部に寄せられた意見)
 ▽令和2年1月お問い合わせ
電話 20件
メール 19件
はがき・その他 1通

「マンスリーNote」放送 令和2年2月23日(日)午前11時45分〜11時50分(字幕放送)
            再放送 令和2年2月24日(月)深夜2時23分〜2時27分(字幕放送)

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