石川テレビ

 

第488回 石川テレビ放送番組審議会 令和元年10月15日(火)

【出席委員】

委 員 長 岡 能久  
委   員 毎田 健治 谷内江潤子
岩木 弘勝 北  篤司
松田 若子 宮本 陽子
金光 秀和 北尾 美帆
以上9名
1、審議番組(合評)

「奥能登の海と恵みを学ぼう!〜海と日本プロジェクト〜」
令和元年8月24日(土) 午前11時00分〜11時30分 放送

能登の自然の豊かさ、その自然の営みと人間生活の共存を今一度考えさせられる機会になった。
海にどんな生き物がいるかということに実際に触れ、ゴミ問題、温暖化、魚の漁獲量や生態サイクル、漂着神という神様の信仰、そして奥能登国際芸術祭のアートに目を向け、塩作り、食事を通しての学びという多方面からのアプローチを座学ではなく、実際に体験するという素晴らしい企画だった。
参加した子供たちにとって楽しく、色々なことを学んで一生の思い出になるような3日間になったのではないか。
子供は非常に生き生きとした目をして熱心に学んでいた。大人が考える以上に子供たちはしっかりしているなということを感じた。
盛りだくさんすぎて、一つひとつの掘り下げが浅かった。もっとシーンを絞って伝えるべきことをうまく引き出すような制作を心掛けた方が良いのでは。
子供たちの生の声を活かしていく工夫が欲しかった。
インタビューで子供の回答が緊張しているなというところが多かった。インタビュアーが子供に対して何か質問する時に、子供のベールを剥がしやすい、子供が答えやすい、子供目線で聞くことが出来ないのかなと感じた。
このプログラムはどういう背景で、どういう意図を持って行われているのか。背景となるようなことについての説明があると視聴者にとって丁寧だったのではないか。
番組の冒頭がちょっと地味というか、視聴者にもっとこの番組を見たいと思わせる魅力がなかった。
誰に何を伝えたい番組だったのか、目的がはっきりしないように思えた。イベントの報告の番組、海洋教育プログラムの紹介、能登の良さを伝える番組、地球の抱える問題提起にも思え、もう少し目的がはっきりしていると、見ている側としてはもっと深く関心を持って見ることが出来るのではないか。
このプロジェクトのきっかけとなった小木小学校の里海科がどういう位置付けで、なぜ始まり、なぜ授業になっているのだろうか、見えにくく感じた。
プロジェクトに参加する子供たちはどのようにして集められたのか。
自分で調べてみたいという人の手掛かりになる情報が番組の中にあると良かったのではないか。
五代目網元の中田洋助さんの授業は働く目的とか、漁師という仕事を通してどのように社会に役立っているのかが表現されていて、これから未来を担っていく子供たちにはもっと触れて欲しいと思う内容だった。

2、訂正・取り消し放送について
事務局より令和元年9月1日〜9月30日までの自社制作番組放送の中で上記に該当した番組はなかった旨、報告した。

3、番組に関する問い合わせ、苦情など
 令和元年9月1日〜9月30日までに編成部に寄せられた意見)
 ▽令和元年9月お問い合わせ
電話 37件
メール 124件
はがき・その他 2通

「マンスリーNote」放送 令和元年10月27日(日)午前11時45分〜11時50分(字幕放送)
            再放送 令和元年10月28日(月)深夜2時23分〜2時27分(字幕放送)

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