石川テレビ

 

第545回石川テレビ放送番組審議会 令和7年6月10日(火)

   

【出席委員】


委員長 岡 能久
副委員長 平田 浩二
委   員 岩木 弘勝 松田 若子
宮下 智裕 谷口 陽子
北尾 美帆
リポート提出 谷内江 潤子 北 篤司

以上9名

1、審議番組(合評)

「大震災から1年日本航空石川野球部~感謝、そして未来への誓い~」

登場する4人にバランスよくスポットが当たっていた。タイトルにある感謝が伝わる内容で良かった。前半の導入部分が長く、何を言おうとしているのか分かりづらかった。本編では被災した部員が誰かとかそれ以外の部員がどうだったのかなどもう少し説明が必要だった。
日本航空石川野球部の皆が地震から1年3か月、どう過ごし成長していったのかを深く考えさせられる番組だった。震災からの野球部の歩みを丁寧に描かれていた。福森選手が祖母を負ぶって避難する場面を語るときは何度も涙した。笑顔、感謝、恩返しは番組を通して心に強く残った。
考えさせられ心に残る素晴らしい番組だった。高校球児の震災を通した葛藤や笑顔、感謝、恩返しをキーワードにした構成は巧みで良かった。ナレーションも邪魔にならず良かった。一人一人の表情が丁寧に捉えられていて言葉がなくても分かるシーンが多かった。
被災した福森君が自分の体験を語ることで表情が明るくなり周囲の温かさを感じた。中村監督の卒業式後のミーティングは感動的で良かった。番組を通して感動的な場面を上手く繋いであるなと感じた。
冒頭リード部分を短くして、航空石川高校の紹介に充てた方が理解が深まったのではないか。ナレーションは落ち着いていたが深みが感じられなかった。画面の切り替わりが早過ぎた感じがした。
航空石川高校や野球部が置かれている状況の説明がもう少しあったら理解が深まったのではないか。キャプテンが分かろうとしても分からないことがあるとチーム内の温度差を認めていたのはとても良いシーンだった。番組制作で石川テレビとの調整や役割分担があったのか。
登場した4人の野球部員の立場や置かれた環境は様々だが、笑顔、感謝、恩返しという部員の気持ちが良く伝わった番組だった。これまで航空石川には馴染みが薄かったが、これを見て親近感が湧き応援したい気持ちになった。取材のきっかけを教えて欲しい。
非常に見応えがあり、被災地の人々と日本航空石川野球部の思いが丁寧に描かれていた。制作サイドの被災地への想い、敬意と若い人への信頼、期待が根底に流れていたので番組を見た人に感動を与えたのではないか。カメラは絶望の涙や嬉しい涙、覚悟の笑顔など様々な表情を捉えていて、ありがとうが非常に強い言葉だと気づかされた。


2、訂正・取り消し放送について

事務局より令和7年5月1日~5月31日までの自社制作番組放送の中で、上記に該当した番組はなかった旨、報告した。



3、番組に関する問い合わせ、苦情など
令和7年5月1日~5月31日
までに編成部に寄せられた意見

 ▽令和7年5月のお問い合わせ
電話 26件
メール 35件
はがき・その他 0通

「マンスリーNote」放送 令和7年6月29日(日) 午前11時45分~11時50分(字幕放送)
           再放送 令和7年6月30日(月) 深夜2時27分~2時31分(字幕放送)

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