石川テレビ

 

第501回石川テレビ放送番組審議会 令和3年2月9日(火)

   ※新型コロナウイルス感染拡大防止、3密を回避するため、会議室での出席と
Microsoft Teamsを利用したWebでの出席を併用して開催

【出席委員】

委 員 長 岡 能久  
   
委   員 毎田 健治 谷内江潤子
岩木 弘勝 北  篤司
松田 若子 宮本 陽子
金光 秀和 北尾 美帆

以上9名

1、審議番組(合評)

「きょうは特別な1日!リフレッシュとイット3時間の超合体SP!」
  令和2年12月25日(金) 午後3時45分〜7時00分 放送

力を入れて構成された番組だった。3時間があっという間に経ってしまった。
「リフレッシュ」も「イット」もとても良かっただけに、全然違うトーンのほっこりした「リフレッシュ」と、すごく真に迫った「イット」の部分を合体する必要があったのだろうかと思った。
番組の色合いが違う情報番組とニュース番組をコラボするという試み自体は大いに評価したいが、スタジオ間のやり取りをもう少し頻繁にした方が、合体感が出て良かったのではないか。
「リフレッシュ〜年末大感謝祭SP〜」
家族ということをうまく捉えた心温まる番組だった。
「思い出の味をたずねて」のコーナーで、街頭インタビューで出会ったご夫婦の思い出の天ぷら屋を訪問する話は、二人の睦ましい様子と近く閉店するというお店の厚意が重なり合い、しみじみとした良いコーナーになっていた。
軽妙なタッチで展開されていて、その後、放送される報道特別番組とは対照的な企画となっており、却って報道特別番組を際立たせる効果があったのではないか。
「感染クライシス2020 激動の1年に何を見た」
1年の締めくくりに、石川テレビの局員、ホストクラブの従業員、それから手記ではあったが、二ツ屋病院の院長という、当事者の声をしっかり取り上げ、1年を振り返って報道したことは大変意義のあることだと思う。
死というものを意識した人の体験談はコロナからいかに自分を守るべきか、自分たちが本来取るべき行動は何かということを考え直す機会としても、大変、説得力があった、良い内容だった。
石川テレビの部分では、社内の消毒場面など、衝撃的な映像だった。
必死でもがく病院関係者、そして重症者を受け入れて、懸命な治療を続けていた医療関係者にも焦点が当てられていた。このような小さな一つひとつの着眼点が差別ではなくて、リスペクトに繋がるのではないかと思った。
金沢大学附属病院の看護師が、二ツ屋病院の患者さんが運ばれてきた時に、「二ツ屋病院は本当に頑張っていた病院である」と言っていたのが大変印象的だった。
ホストクラブについて、若いアナウンサーの方と取材を受けていた方のテンションが違ったことに違和感を覚えた。
ホストクラブの取り上げ方について、差別や偏見に負けずにお店が努力していることを視点として取り上げるより、何が飲酒の場での原因に繋がっているのか、報道の力を総動員にして追及した方が根本原因の解明に繋がるのではないか。
西南部中学校の合唱は、透き通った声から安心感をもらえ、幻想的な背景と相まって、感動的なシーンだった。
西南部中学校の合唱の部分で、指針に基づいてマスクを外して歌っているということだったが、ずっとテロップで出していたところは大変良かったが、指針の示し方がもう少し丁寧でも良かったのかなと思った。
解説の北陸中日新聞編集局長のコメントは的確でわかりやすかった。
タイトルの「クライシス」について、もう少しわかりやすい言葉があったのではないか。

2、訂正・取り消し放送について
事務局より令和3年1月1日〜1月31日までの自社制作番組放送の中で上記に該当した番組はなかった旨、報告した。

3、番組に関する問い合わせ、苦情など
令和3年1月1日〜1月31
日までに編成部に寄せられた意見

 ▽令和3年1月お問い合わせ
電話 26件
メール 33件
はがき・その他 0通

「マンスリーNote」放送 令和3年2月28日(日)午前11時45分〜11時50分(字幕放送)
            再放送 令和3年3月1日(月)深夜1時40分〜1時44分(字幕放送)

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