第382回 石川テレビ放送番組審議会 平成21年3月10日(火)

【出席委員】

    委 員 長

水野 卓哉
    副 委 員 長 桶谷 千鶴子
    委   員 青木 桂生 古谷 俊明
    若杉 幸平 谷内江 潤子
倉 ひとみ 中島 円
以上8名
1、審議番組(合評)
「お墨付き!!にっぽん遺産~日本人のルーツを探る~」
  
放 送 平成21年2月22日(日) 午後4時5分~午後5時20分

ストーリーテラー竹中直人の重々しい語りのあとに、いきなり芸人TKOが登場して和歌山県金山寺みそをリポートした。そのギャップに「あれ、あれ、どうなる? 大丈夫か」と戸惑った。しかし、愉快な老舗商店主の応対、会話にも助けられ全体に楽しく見ることができた。

「食」「しきたり」「匠の技」の3つのジャンルに分かれる5話のオムニバス。それぞれのリポーターがまじめに役割を果たし、残して行きたい日本の伝統文化を伝えた。

タイトルの「お墨付き!にっぽん遺産」はやや、オーバーな表現ではないか。誰が「お墨付き」を視聴者に与えるのか。鹿児島県甑(こしき)島の「トシドン」によく似た行事は秋田県の「なまはげ」や、石川県の「あまめはぎ」などがある。「トシドン」のルーツを調べるなど、もっと「突っ込み」「深み」があったらよかった。

「忠臣蔵」「勧進帳」などみんなが知っている話でも、見せ所をうまく表現できていれば人は納得するもの。その点、「トシドン」は、子供を地域社会全体で暖かく包み育てていこうとする姿が描写されよかった。中学生と、幼児、両親、おじいちゃん、おばあちゃんら登場する人みんなの表情がよく、家族のすばらしさに泣けてきた。

故障した古時計を半年もかけて修理、新たな命をよみがえらせる広島県の職人。安価な時計があふれる中、駆逐される文化を孤軍奮闘して守る人の一徹さがいい。後継者はいるのだろうか。ぜひ残していただきたい技だ。また、思い出の家の古材を生かしたウクレレ作りの芸術家の紹介もよかった。

  
2、訂正・取り消し放送について

事務局より平成21年2月1日~2月28日までの自社制作番組放送の中で上記に該当した番組はなかった旨、報告した。

3、番組に関する問い合わせ、苦情など
 (平成21年2月1日~2月28日までに編成部に寄せられた意見)

 
☆平成21年2月お問い合わせ合計約63件

電話(28件)
HP(35件)
はがき・その他(0通)

  

【問い合わせが多かった番組等に関して】

「ワンピース」(4件)

放送時間の問い合わせ

石川さん情報Live リフレッシュ」(3件)

情報の問い合わせ、出演者の服装に関する苦情

「石川テレビスーパーニュース」など(2件)

ニュースの内容や優先順位についての意見


 「マンスリーNote」放送予定  平成21年3月28日(土)15:15~15:25 (字幕放送)
             再放送 予定  平成21年3月29日(日)26:35~26:45 (字幕放送)
 

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