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地震発生から2か月。災害というぶっつけ本番の対象に取り組み、よく編集されてまとまっていた。悩むことがたくさんある中で、前向きに生きる勇気が紹介された。暖かい励まし、思いやりが感じられた番組だった。
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倒壊した家の前でぼう然と立ち尽くす人。自分だけが頼り、ここで生きていくしかないとの思いでくちびるをかむ。映像からは、それ以上の、激しい不満、不平を口にする人はいなかった。本当にそうなのか、非常時は自制が働くが、これから不平、不満が出てくるかもしれない。ピンからキリまでの生活の差が出てこよう。淡々としたドキュメンタリー番組であり、本当に相手の痛み、苦しみを映し出していたか、問題の重さをもっと伝えてほしかった。その点、少し物足りなかった。
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65歳以上の住民が半数を占めるという日本有数の過疎地域の大地震。阪神・淡路大震災の都会型の災害とは違い、住民の住まいの問題が解決されたとしても、根本的な地域の復興につながるのかどうか。新潟県山古志村の震災状況に似ている。山古志村は住民の9割がまた帰って住みたいと願っていたが、7割しか戻っていない。高額な金を工面し自宅を新しく建て直しても子供たちが住まないというのであれば、建て直しの意欲もわかない。
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被災者に最大300万円の補償金が支給されるということだが、住宅の補償に使えないのではおかしい。いい補償システムを国や自治体が新しく作ればいい。エンディングは能登の美しい海、緑の山が映し出され、人々の表情も地震発生時より穏やかになりいやされたが、問題の根は深い。
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門前深見の板谷区長はすばらしい人だ。ご自身が他の人から介護を受けるぐらいの高齢な方なのに、「命をかけてがんばる」と陣頭指揮して、住民を小舟で避難させた。柔らかな笑顔、能登の風景とともに印象に残った。
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義援金の規模、使途、配分がどの様になっているのか知りたい。
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