第361
回
石川テレビ放送番組審議会 平成19年2
月13
日(火)
【出席委員】
委 員 長
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水野 卓哉 |
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副 委 員 長 |
桶谷千鶴子 |
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委 員 |
青木 桂生 |
的場 明司 |
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若杉 幸平 |
谷内江潤子 |
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倉 ひとみ |
城﨑 英明 |
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中島 円 |
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ハイビジョンスペシャル 『時をつなぐ』 第8回
「芸を繋いで~金沢 囃子と謡の担い手たち~」
2月5日(月) 午後7時00分~7時54分放送
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600年の伝統がある能楽は言葉遣いも難解で、一般には分かりにくいが、それを難しいと感じることなく、親近感を持って退屈せずに見ることができた。かつて、金沢の人は謡を披露することが普通だったと聞くが、若い人はどうなのだろう。若い能楽師がプロとして活躍している実態はよく分かったが、若い人に”これから習ってみたい”と思わせるような能楽の魅力という点は欠けていた気がする。
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奥深い能楽の世界を描く番組としてはナレーションが軽い感じがした。大鼓・人間国宝の師匠の一言はさすが。“強く、高く、きれいに、気が狂うほどに打て”。この指導で、飯島大輔さん(34歳)の舞台は真剣で迫力が出た。
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加賀藩が擁護した能楽が、明治時代になると、名門が次々と東京へ出て行った。飯島家は生業を能楽師からそば屋に変えた時期があり、芸の継承がいかに困難かということが分かった。飯島さんのお母さんが、大鼓の指皮をいくつも手作りしていたが、想像もつかない苦労があったのだろう。家族の絆が大切だと分かった。
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マスメディアは社会に何を提案するか、どのように変えていくかを考えて番組を作ってほしい。地元に残る良い伝統を残していくために、単発ではなく、継続して番組を作ってほしい。幼稚園、小学校、中学校のカリキュラムに“芸”を組み入れる必要があるのではないだろうか。
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審議会の冒頭、1月7日放送の関西テレビ制作「発掘!あるある大事典Ⅱ」の内容が事実と異なっていた問題について、他局制作番組ながら系列局であり、放送責任の立場から、高羽社長がお詫びし、改善の具体策などを報告しました。
社内的には、社長が全社員に“この問題は、私たちテレビに携わるものが等しく自分のこととして受け止め、二度とこのような過ちを犯さないよう、テレビ放送の社会的責任を今一度自覚してください”というメッセージを出したのをはじめ、番組審議会委員には“3月異動で考査室を新設して番組チェック機能を強化します”と報告しました。
委員からは“信頼回復のために良質な番組を提供してほしい”との意見が出されました。
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3、番組に関する問い合わせ、苦情など
(平成19年1月1日~年1月31日までに編成部に寄せられた意見)
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☆平成19年1
月お問い合わせ合計約80件
電話(約20件)
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HP(約60件)
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はがき・その他(1件)
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「マンスリーNote」放送
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平成19年2月24日(土)11:00~11:10
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再放送
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平成19年2月25日(日)26:45~26:55
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