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7月1日にデジタル放送が開始されてのハイビジョン番組第1作。奥能登の厳しい自然の中で生きる母と子の生活が美しい映像に展開された。日本の原風景、田舎の生活。忘れかけていたものを再認識させられた。
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2年以上前から準備されていた石川テレビのデジタル化にかける意気込みが明確になった良い番組だった。キャロラインさんは外国人ながら、たくましく厳しい母の姿を見せた。最近の日本の若いお母さんの子供への愛情の希薄さを思うと、すごい、と感じた。人間は力をもっているんだ、大丈夫なんだ、という希望を与えてくれる番組だった。
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かつて3年間近くアメリカで生活したことがあるが、子供を育てる喜び、楽しみをもう一度教えていただいた。できるならもう1回、子育てをしたいと思った。当時私の子供は5歳、米国社会の中では、“イエス”“ノー”をはっきり言える子、“自分でやるべき”という自主性をもつ子を育てる教育だった。子供は一時期与えられた授かりもの、親が先に死んだあとは自立して社会の中で生きるように‥との考えが米国社会に浸透しているように感じた。
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穏やかに語るナレーターが良い。最初の頃はへっぴり腰でマキを割っていた少年が、番組の最後にはたくましく割っていた。その姿は少年の成長ぶりを如実に表している。ゲストハウスの建設作業、稲刈りなどで、地域の人たちが助け合って生きる姿は“結(ゆ)い”と言われるが、この言葉が番組の中で使われていればもっと良かった。
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母親と一緒に取っ組み合いする飛生クン。その姿に学びたい。私は小学校のPTA会長をしたことがあるが、ささいなことで母親が文句を言ってくる。子供を甘やかしすぎる。子供たち、親に見せたい番組なので、再放送、DVDなどの方法で、この秀作をもっと多くの人に見てもらいたい。美しい“イネの花”を初めて見た。泥壁は湿度を取ってくれる。“季節の変わり目が好きだ”という飛生クン。成長したその後の飛生クンの映像が見たい。
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