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落雁というお菓子は知ってはいるものの、子供の頃に食べた程度の記憶?しかなく、あまり美味しいとは感じなかったので、綺麗な色のお菓子という以外、特別な印象は残っていない。しかし、この番組で、和菓子の真髄を見た気がした。
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落雁は客人を案内する時の定番で、加賀の和菓子の王様であることを実感した。ご主人の奥ゆかしい金沢弁もこの番組の雰囲気を引き立てていた。
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落ち着いた内容の番組で、1箇所に絞った取材は視聴者にとってもゆっくりと内容に溶け込むことが出来て良かった。懐かしい素朴な味も思い出させてもらい、久し振りに幸福感に浸ることが出来た。150年もの間、木型が型崩れしないという桜の木の強靭さにも驚き、古い物の保存に気を配って来られた老舗の真骨頂を拝見出来、とても感動した。
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歴史と伝統は一朝一夕には作れないこと、壊すことは一瞬だが”ローマは一日にしてならず!”を、この落雁木型が教えてくれた。四季の移り変わりに合わせた微妙な味をここまで大切に職人達が叩き込んで来た凄さにも触れることが出来た。 |
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ナレーションもなぎら健壱が担当していることが分かり、雰囲気的にぴったりだった。外見からは想像出来ない?落ち着いた番組進行に敬服。いつも、とぼけたキャラが売り物の彼にこんな才能が隠れていた?ことに驚いた。全体の構成も対象を1点に絞った効果が出ていたと思う。 |
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内容が大人向きなので、スタッフ側も視聴率の期待はしていない?(笑)。そんなことはない(会社側)。番組中に”和三盆”の話や人工着色料を使っていない話が出てきたが、この部分はもっと強調すべきだったのではないか?いずれにしても故郷を愛しているからこそ制作出来るという番組を今後も期待したい。
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