石川テレビ

 

第548回石川テレビ放送番組審議会 令和7年10月14日(火)

   

【出席委員】


委員長 山本 博
副委員長 平田 浩二
委 員 谷内江 潤子 岩木 弘勝
北 篤司 松田 若子
谷口 陽子
リポート提出 宮下 智裕 北尾 美帆

以上9人

1、審議番組(合評)

「いしかわスゴ技ジャーナル 2025年夏号」
放送:令和7年8月16日(土)午後6時~6時30分

世界に誇ることができる優れた技術を持つ企業が石川県にあることを知る機会として、とても意義のある番組だった。
紹介していたのは、あまり知られていないがその製品や技術がなければ、様々な社会生活や経済活動に影響を及ぼす企業だった。そこにフォーカスを当てることは従業員の励みになり、また今後その業種で働いてみようと思う人材を確保する意味もあると思った。
子どもたちが見たら、ものづくりへの夢が広がり、ものづくりに挑戦したいという気持ちを持つような番組に仕上がっていた。
「コンピューターでは代用できない、人の手の方が良い」や「最後の調整は人の技」といった言葉が印象的だった。機械がどれだけ進化しても最後は人の感性や経験が支えていること、人が関わることの価値がより伝わったと感じた。
モーリーロバートソンさんは知識が豊富で適役だった。質問や相づちを上手に入れて、視聴者の理解を助けていた。またモーリーさんが体験するシーンや、「モーリーズコラム」というかたちで各企業の魅力をまとめた点は、見やすく分かりやすい番組にしようという演出上の工夫が感じられた。
知る人ぞ知るスゴ技にフォーカスというテーマの通り、各分野に詳しい人には興味深い内容だったと思う。しかし一般の視聴者にとっては、専門用語が多く理解の難しい部分があった。番組の進行するテンポが速く、内容についていけないとも感じた。もう少しゆっくりと丁寧に説明をしてほしかった。視聴者のターゲットをどのような人としたのか気になった。
紹介した4つの企業が全て同じような業種だった。異なった業種の企業が入っていたらもっと面白かったのではないかと思う。石川県には金属工業関連だけではなく、様々なものづくり企業があるので、もっと幅広い分野の企業を取り上げてほしい。
企業の規模や従業員数、製品のシェア、さらにその歴史を知ることができたら、より興味が深まったと思う。また、どのように人を育てて技術を次の世代に伝えようとしているのか、掘り下げた内容があると、若い世代がものづくりの現場に関心を持つきっかけに繋がったと思う。
製品がどのように使われているのか映像があれば、より理解できたと思う。


2、訂正・取り消し放送について

事務局より令和7年9月の自社制作番組放送の中で、訂正・取消しに該当した番組はなかった旨、報告した。



3、番組に関する問い合わせ、苦情など
令和7年9月1日~30日
までに編成部に寄せられた意見

 ▽令和7年9月のお問い合わせ
電話 54件
メール 60件
はがき・その他 0通

「マンスリーNote」放送 令和7年10月26日(日) 午前11時45分~11時50分(字幕放送)
           再放送 令和7年10月28日(火) 午前1時52分~1時56分(字幕放送)

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