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被災地から支援…輪島の小学生がヘアドネーション
被災地の小学生が3年間伸ばし続けた髪を切り、病気やケガが理由で髪の毛を失った子供たちのウィッグとして寄付しました。
野々市市内の美容室にやってきたのは輪島市立鳳至(ふげし)小学校に通う6年生の新甫結衣(しんぼ ゆい)さんです。
その目的は…
結衣さん:
「ヘアドネーションしに来ました」
ヘアドネーションとは、病気やケガなどの理由で髪の毛を失った子供たちに天然の髪で作ったウィッグを贈る活動です。
結衣さんは、この活動に賛同し髪の毛を3年間のばしていてこの日は輪島市からおよそ3時間かけてこの美容室までやってきました。
結衣さんの自宅は能登半島地震で全壊。断水で長い髪の手入れにも苦労したそうです。
結衣さん:
「水のいらないシャンプーを頭にかけていました」
Qすっきりした?
「あんまり…」
輪島市内でみなし仮設住宅に入ることができ、12歳の誕生日を迎えたことから、髪を切ることに決めました。
40センチ近く髪を切ってすっかりイメージチェンジした結衣さん。
結衣さん:
「この髪の毛で助かる人がいたらめっちゃうれしい」
切った髪は宮城県のNPOを通じてウィッグに加工され、必要としている子供に贈られます。