ローカル局のエンジニアが自局向けに開発した、実用性重視のビデオサーバー「Vitali(ヴィターリ)」。必要な機能だけを搭載し、手頃な価格で導入いただけます。
放送現場で必要とされる機能を組み込んだ、実用的なビデオサーバー
素材や再生リストの管理に加え、再生のコントロールまで、すべてWebブラウザで完結。ローカルネットワークを活用し、現場に合わせた業務フローを構築できます。
Webブラウザを使用し、ネットワーク上の端末から素材の追加、再生リストの編集、再生コントロールなどを行うことができます。クライアントの端末に特別なソフトウェアをインストールする必要はありません。サーバーとなるメインマシンのみでも、Webブラウザを使った単体運用が可能です。
主要なモダンブラウザに対応。Google Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefoxのほか、iOS版Safariなど。タッチパネル操作によるポン出し機としてもご活用いただけます。
※ 仕様は変更になる場合がございます。
ローカルネットワークを使用した複数端末操作や、メインマシンのみによるシングル運用など、多様な使用方法に対応します。 再生コントロール画面はすべての接続端末でリアルタイムに同期するため、複数のオペレータが必要な場合でも、それぞれの端末から再生操作を行うことが可能です。
通常の動画の再生に加え、アルファチャンネル付き動画の再生にも対応。素材フォーマットは、MXF、Apple ProRes 4444 等のほか、PNG画像もサポートしています。
通常の動画はもちろん、アルファチャンネル付き動画の再生にも対応しています。アルファチャンネル付き動画の場合は、フィル(Fill)信号とキー(Key)信号をそれぞれ別のHD-SDIポートから出力します(Fill/Key出力)。
MXF OP1a(MPEG-2, PCM Mono 8 streams)に対応。その他の形式についても将来対応予定です。
Adobe社のAfter Effectsなどで書き出し可能なApple ProRes 4444形式に対応しています。
透過PNG画像のアップロードに対応しています。アップロード後、内部でApple ProRes 4444形式に変換されますが、実用上は静止画としてお使いいただけます。
※ 仕様は変更になる場合がございます。
Blackmagic Design社のPCIeカードを使用した4系統のHD-SDI出力が可能。「2ポート+Fill/Key」「Fill/Key+Fill/Key」など、さまざまな構成でお使いいただけます。
映像・音声のHD-SDI出力にはBlackmagic Design社のDeckLinkシリーズを使用します。例えば、DeckLink Duo 2を使用した場合、「4ポート独立出力」「2ポート独立 + Fill/Key 1系統出力」「Fill/Key 2系統出力」といった構成が可能です。
また、Thunderbolt 3接続の同社UltraStudioシリーズにも対応。局様ごとのニーズに合わせ、さまざまな出力系統を構築できます。
以下の機器および出力構成で動作を確認しています。
以下の機器および出力構成で動作を確認しています。
タリー信号入力による映像のスタンバイ・再生に対応。放送局では標準的な、周辺機器との連携が可能です。
(※オプションの専用機器が必要です。)
タリー連動による再生スタンバイとスタートに対応するほか、ハードウェアスイッチ(物理スイッチ)による操作にも対応可能です。タリー連動、およびハードウェアスイッチによる操作を行う場合は、専用の機器が必要となります。
FTDI社製チップを使用したUSB接続機器です。バスパワーで駆動します。
局様ごとにコネクタ規格が異なり、また「卓埋め込みスイッチを使用したい」など個別でのご要望もあるかと存じます。都度、設計が必要となるため、機器につきましてはオプション(実費)での対応とさせていただきます。
※ 仕様は変更になる場合がございます。
1つのライセンスで2台までインストールいたします。万一の故障時にも、代替機で即リカバー。配信用や中継車用など、同一局様内であれば自由にご使用いただけます。
大手メーカーと比較して、我々の最大の弱みは「保守」であるということは否定できません。 この弱みを解消するため、「1ライセンスで2台にインストール」という方針を打ち出します。
いざというときに予備機がある――。これが、一般的な放送プロダクトメーカーよりも迅速に機器トラブルを回避できる「強み」になると考えています。
予備機・代替機としていただくほか、現用機と同時に配信用や中継車用としてご使用いただいても構いません。 同一局様内での使用であれば、基本的に利用方法への制限なくお使いいただけます。
ハードウェアは局様でご準備ください。ハードを選ぶ自由。それがコスト削減と安心運用につながります。現用機には堅牢なサーバー、予備機には汎用PCなど、多様な選択が可能です。
「4ポート同時再生しない」「1ポート使えれば良い」「Fill/Keyは使わない」「Fill/Keyしか使わない」など、局様によってニーズは異なります。 また、本番中に新規素材の登録を行うか、行わないか等によっても、必要なスペックは変わってきます。
そこで本製品では、ハードウェアをご購入局様にご準備いただくことといたしました。 まずは出力ボードの選択(DeckLinkシリーズ または UltraStudioシリーズ)と、メインマシンの選択(デスクトップPC・ワークステーション・ラックマウントサーバーなど)を。 局様に合わせたちょうどいい選択が、コスト削減や安心運用につながると考えています。
「技術仕様」の項目をご確認ください。システム要件や導入に関するご質問・ご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。
放送局の現場スタッフが考えたユーザーインターフェース。デザインと使いやすさを両立
Vitaliの基本機能と使い方を動画でマスター
圧倒的なコストパフォーマンスで放送現場をサポート。さまざまな契約内容に対応いたします
年額 / 最低契約期間 4年(税別)
契約期間 5年(税別)
カスタム価格
放送局グレードの要件に対応する仕様
| 項目 | 最小要件 | 推奨要件 |
|---|---|---|
| OS | Ubuntu 24.04 LTS | Ubuntu 24.04 LTS |
| CPU | 12世代 Intel Core i3 以上 | 13世代 Intel Core i5 以上 |
| メモリ | 32GB RAM | 64GB RAM (DDR4-3200) 以上 |
| ストレージ | 500GB NVMe SSD | 1TB NVMe SSD (PCIe 4.0 x4) 以上 |
| グラフィックスカード | なし | NVIDIA製GPU (CUDA 12.6 以上対応のもの) |
| 出力 |
Blackmagic Design
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Blackmagic Design
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| 項目 | 対応環境 |
|---|---|
| Webブラウザ | Chrome, Edge, Firefox, iOS版Safari など |
| 画面解像度 | 1366×768以上(1920×1080推奨) |
| ネットワーク (LAN) | 1000Mbps以上推奨 |
| カテゴリ | 対応フォーマット |
|---|---|
| 動画(通常) | MXF OP1a (MPEG-2, PCM Mono 8 streams), MP4 (H.264, AAC Stereo) |
| 動画(アルファチャンネル付き) | MOV (Apple ProRes 4444, PCM Stereo) |
| 静止画像 | アルファチャンネル付きPNG |
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| 解像度・フレームレート | 1920×1080 59.94i |
| タイムコード | ドロップフレーム |