第403回

(8/25放送)

建築都市デザイン学科 4年  水口 慎也さん

7月末、茶屋街や町家など金沢の情緒が感じられる浅野川界隈で、伝統文化や食など金沢の魅力を紹介する「かなざわ燈涼会」が開かれました。金沢工業大学で建築を学ぶ学生たちが中心となって取り組んでいる月見光路プロジェクトも参加し、あかりのオブジェと趣き深い音色で訪れた人々を幻想的な世界へと誘いました。
音での空間演出に取り組んだのは、土田研究室に所属する水口 慎也さん。今回、「月の囁き」をテーマとし、イメージしたさまざまな音を研究室の仲間たちと作り上げました。

8月25日の放送は、音を使って人々を魅了する楽しさを感じている水口さんを、燈涼会や工夫を凝らした音作りの様子とともにご紹介します。


第402回

(8/18放送)

大学院バイオ・化学専攻博士前期課程 2年  大城 浩徳さん

ポリフッ化ビニリデン(PVDF)。これは、スピーカー材料や電源がなくてもデータ保持が可能なメモリへの応用が期待されているポリマーです。しかし3つの結晶構造が存在する特異な性質をもっており、通常は別々の溶媒を使って作製されていました。
大学院でバイオ・化学を専攻する大城浩徳さんは、1つの溶媒から3つの結晶構造の作製に成功。高分子学会でも高い評価を得た彼の研究は、将来、画期的な製品誕生への大きな礎となりそうです。

謎が多いからこそやりがいがあると、研究のおもしろさを話す大城さん。8月18日の放送では、研究室での様子などをインタビューとともにご紹介します。


第401回

(8/11放送)

大学院 バイオ・化学専攻 博士前期課程 2年 綱 達也さん

保湿効果に優れ、肌の健康面からも注目されている日本酒。スキンケア商品やお風呂などにも使われたりしていますが、その鍵となる成分を多く含む日本酒の醸造に成功した学生がいます。大学院2年の綱 達也さんです。綱さんは、仕込みの段階で肌の保湿に良いとされるαエチルグルコシドの高含有に成功。今後、学術的な理論が確立されれば、日本酒の新たな可能性に対する大きな進歩となりそうです。

来春からは、食品関連企業で研究開発に携わるという綱さん。8月11日の放送は、技術者として社会に貢献したいと夢を話す綱さんをご紹介します。


第400回

(8/7放送)

大学院 電気電子工学専攻博士前期課程1年 千葉 開 さん

強度や耐熱、耐衝撃性に優れた特徴をもつことから、防弾服や防護服などに使われているパラ系アラミド繊維。これに、導電性という付加価値をつけた材料の研究に取り組んでいるのが、KIT大学院1年、千葉 開さんです。
千葉さんが所属する大澤研究室では、プラズマ処理を利用した画期的な方式を使ってアプローチし、これまで問題点とされていた繊維の劣化改善も見込める放電の発生に成功、次世代導電性繊維の普及に向け期待が高まっています。未知数の研究だからこそおもしろい!と話す千葉さん。

8月4日の放送は、プラズマを利用したエレクトロニクスの見地から繊維の開発に取り組む千葉さんをご紹介します。


 
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