第88回(6/30日放送)
居住環境学科4年   奥矢 太一さん

金沢工業大学男子バスケットボール部。5年連続インカレ(全日本学生選手権)出場を果たしている北信越地域で実力ナンバーワンのチームです。今年も北信越学生春季リーグ戦で優勝
続いて参加した西日本学生バスケットボール選手権では、初戦で強豪近畿大学に見事逆転勝ちの金星。ベスト8をかけた戦いでは、優勝した九州産業大学に惜しくも5ポイント差で敗れはしたものの堅いディフェンスと後半からの足をいかした速攻という自分たちのプレーを貫き、北信越最強チームの意地をみせつけました。
副主将の奥矢 太一さん。近畿大学戦では、6本の3ポイントシュートを決めるなど大活躍、チームの主軸の1人です
しかし選手として力を発揮しはじめたのは大学3年になってから。バスケットを通じて学んだ忍耐や努力が、心身ともに彼自身をレベルアップさせました。チームの次なる目標は、秋のインカレに出場し、関東勢をはじめとするレベルの高い相手に1つでも多く勝ち進むこと。そして奥矢さん自身は、日本リーグでバスケットを続けたいという思いを強めています。

30日の放送では、学業との両立を基本にさらに高みをめざすKITチームの信念のもと、主力メンバーとして活躍する奥矢さんを華麗なシュートシーンを織り込みながらご紹介します

  
 

第87回(6/23日放送)
大学院心理科学研究科臨床心理学専攻 修士課程1年 笠井 明日美さん

金沢工業大学大学院心理科学研究科臨床心理学専攻
工科系の大学では、2004年4月に全国で初めて設置された臨床心理士の養成機関です。
修士課程1年笠井 明日美さんは、4年次にとりくんだペパーミントやシナモンなどの身近な香りを用いて、認知症の人の行動改善につなげる研究から、もっと心理学を勉強したいと思い、大学院に進学しました
従来の被験者の感覚にたよるところが多かったこの分野の研究から一歩進み、香りが及ぼすいろいろな効果を、
KITが開発した世界最高レベルの計測能力を誇る脳磁場計測システムを使って、科学的に解明しようと実験を重ねています。
脳の中の神経活動の場所を1000分の1秒単位で画像化できるこの革新的な装置によって、香りがもつさまざまな可能性を客観的なデータとして読み取ろうとする試みです。
将来は、自分の特性をいかした臨床心理士をめざしたいという笠井さん。23日の放送では、文系のイメージが強い心理学の分野において、「香りと脳」の関係を工学的アプローチから解明をめざす笠井 明日美さんをご紹介します

  
     

第86回(6/16日放送)
大学院材料設計工学専攻 博士前期課程2年   篠原 貴之さん

いまや飲料容器にはポピュラーな存在のペットボトル。
金属製やガラスの容器にくらべ、軽くて持ち運びが便利、低コストでリサイクル可能といいことづくしですが、実は目にみえない小さな穴があいていて、酸素や二酸化炭素を透過しやすいという問題点も持っています。
その欠点をプラズマによって克服し、用途拡大の可能性をますます高めようと研究にとりくんでいる学生がいます。

大学院材料設計工学専攻の篠原 貴之さん
篠原さんは、ペットボトルの材料にプラズマ処理をほどこすことでバリア性が向上することを実験であきらかにしました。
ボトリングシステムのトップメーカーとの共同研究である彼の取り組み。さらに検証がすすめば、近い将来、酸素や二酸化炭素の透過によって味に影響がでやすいビールやワインなどの醸造酒にもペットボトルの利用が見込まれます。
プラズマを使った新しい技術で社会に新風を吹き込む。16日の放送では、研究も課外活動も一生懸命、大学で始めたというバイオリン姿もまじえてご紹介します。

  
     

第85回(6/9日放送)
大学院建築学専攻  博士前期課程2年   青山 久範さん

「将来は、快適な都市づくりのコンサルタントに!」と大きな夢を抱く学生がいます。
大学院で建築学を専攻している青山 久範さんです。造園業を営む家庭で育った青山さんは、もともと緑化や建築に興味をもちKITに進学しましたが、学ぶにつれ、個々の建築物だけではなく、周辺環境やそこに住む人々をも含めて考える『都市デザイン』に強く惹かれていきました
現在、彼は、ますます関心が高まっている地球温暖化問題に対し、都市レベルで何ができるかを産・官・学で考えていく検討会のメンバーとしても活動。
金沢市をモデルケースに緑化がもたらす保水効果などをデータ化し、都市に水をためるシステムづくりを考えていますまた実際の目で確かめ、声を聞き、空気を肌で感じることで、データだけでは得られない都市を捉えていこうと、屋外へも積極的に足を運んでいます。建築物、経済、環境などあらゆることに関わる都市。
9日の放送では、理想の都市づくりにむけて、幅広い観点から物事をみつめる目を養いたいと積極的に活動する青山さんの姿をご紹介します。

  
     

第84回(6/2日放送)
機械システム工学科4年  中川 祐さん

「2050年までにサッカーのワールドカップチャンピオンに勝てる完全自律型ロボットのチームをつくる」という目標をかかげ、人工知能やロボット工学などの研究、開発を推進しているRoboCup.
毎年、世界の大学や企業チームが参加する大会で、夢考房RoboCupプロジェクトは中型ロボットリーグで3年連続世界第2位の成績をあげています
2005年の世界大会は、7月、大阪。今年こそは頂点を!という思いの中、今大会からスローイングやコーナーキックの導入などより組織的な試合にむけたルール改定が行われ、4年、中川 祐さんをリーダーとする夢考房RoboCupプロジェクトチームも大阪大会にむけた新しいロボットの開発を始めました
めざしているのは、どのチームもまだ実用レベルに達していないロボット同士のパスプレイ。よりスピーディな連携プレイをと、ロボットを3輪から4輪へ変更。ハード、ソフト両方からの性能アップに取り組んでいます。 6月2日の放送では、新型ロボット初投入、世界大会前哨戦ともいえる5月の春季競技会の様子をご紹介しながら、世界No.1にむけて挑戦を続けるKITチームの熱き思いを、 リーダー中川さんのコメントでつづります。

 

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