第54回(10/28日放送)
建築学科4年 縣 知弘さん

第37回工大祭が、10月9日から3日間にわたり開催されました。 ぎりぎりまで心配された台風の影響も少なく、青空に恵まれ1万人近くの人たちで賑わいました。今年のテーマは、「ZERO」。新しいスタートラインにたって、学生だけではなく、地域の子供から大人までたくさんの人たちに参加してもらい、一緒に楽しんでもらいたいとの気持ちを込めました。
その年に一度の大イベントを成功に導こうと1年近く前から準備をすすめてきた工大祭実行委員会実行委員長として指揮をとってきたのが、4年縣 知弘(あがた ともひろ)さんです。彼は2年のときから学友会に参加し、学生の自主的な行動を積極的にサポートしてきましたが、委員長という全体をみつめ、まとめるという大役は、彼を大きく成長させたに違いありません。
28日の放送では、より地域に密着した工大祭をめざしたさまざまな企画や参加した人たちの表情をご紹介しながら、その陰で会場から会場へと休む間もなく奔走する縣さんの背中を追いかけます。

 


第53回(10/21日放送)
機械工学科4年 湯本賢太郎さん

「4年になってはじめてわかることがある。」夢考房エコランプロジェクトリーダー湯本賢太郎さんは、先ごろ行われた「ホンダエコノパワー燃費競技全国大会」出場後、そう話しました。
エンジンについて取り組みたいと北海道から進学した湯本さんは、エコランプロジェクトに1年のときから参加。夢考房がもうひとつの教室となりました。1リッターあたりの走行距離を争うエコラン競技は、カーブの曲がり方ひとつでも距離に大きな差がでる微妙なレース。そんな究極の燃費レースに、KITチームは参加したおよそ450チーム中唯一、加工技術がとても難しいとされるチタン合金フレームを採用した車両で出場。 大会前の試走も平均燃費は1400kmを達成しており、満を持して臨んだはずでした・・。 来春、レース用エンジンのトップクラスメーカーに就職が内定している湯本さん。彼のモノづくりへの思いを映像とインタビューでつづります。

 


第52回(10/14日放送)
大学院環境土木工学専攻 博士前期課程2年平石 陽一さん

道路、橋、ビル・・私達の周りには、コンクリートからつくられた構造物がたくさんあります。日常生活に欠かせない構造物の材料となっているコンクリートの進化をもとめ、日々、研究開発をおこなっている大学院2年の平石 陽一さんは、昨年、画期的な実験結果をまとめて国際学会で発表し、見事、論文賞を受賞しました。
彼は、ポリエチレンが混合された新しいセメント材料として期待されている「高靭性セメント複合材料」の腐食について実験を重ね、その腐食スピードが遅いことを実証しました。 つまりその新材料が、構造に加え耐久性にも優れていることを初めて証明したのです。
博士後期課程に進学も決まり、さらに研究をつづけていく平石さん。彼が感じるコンクリートの魅力とはなんでしょうか? 14日の放送では、私達が、安全で快適に過ごしていくために不可欠な技術の開発にむけてひたむきに取り組んでいる平石さんの様子をご紹介します。

 


第51回(10/7日放送)
大学院 建築学専攻 博士前期課程2年 岩村 明広さん

金沢市大野。古くから醤油の町として知られていますが、今、遊休化しているもろみ蔵(醤油醸造用に使われていた蔵)をアトリエやギャラリーに再利用しようという計画が次々と進められています。その名も「大野くらくらアートプロジェクト」。一般市民や建築家、学生などが参加するプロジェクトです。今年春、大学院で建築学を専攻する岩村 明広さんもその一人として、仲間達とともに眠っていた蔵を集いの場へと見事に甦らせました。「楽々」と名づけられた建物は、人々が楽しく過ごせるスペースに、という思いが込められており、町並みとの調和を大切にした岩村さんの心が感じられます。 番組では、実際の建物をデザインするという貴重な経験を通して実感した建築士への思いをインタビューするとともに、大学生活の集大成となる作品もご紹介します。
 
  
  
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