石川テレビ「あの日からの贈り物～小学校歌を訪ねて」

　 金沢市立新竪町小学校　（５月３１日放送）

金沢市の中心部に位置する新竪町校区、犀川の程近くに「金沢市立新竪町小学校」はあります。

明治３年に「河原町小学所」として創立し、以来、幾多の変遷を経て、昭和２２年、「金沢市立新竪町小学校」となりました。

都心部にある同校は、近年、児童数が減少し、現在、各学年１クラス、全校合せて１１４人となっています。

来年１４０周年を迎える長い歴史の中では、仏教哲学者で禅の文化を世界に紹介した鈴木大拙も、明治８年、当時の「本多町小学校」に入学、また、室生犀星の妻、とみ子も幼年時代「新竪町尋常小学校」に学び、のち大正３年に教師として母校に赴任しています。
犀星と出会い結婚したのもこの教師時代でした。

新竪町小学校の校歌は、大正６年に制定され、今日まで唄い継がれています。