第十六回 「寸情風土記」 泉鏡花
 1月7日月曜日〜1月11日金曜日
  
「寸情風土記」は、大正9年、雑誌「山水巡礼」に掲載された随想です。鏡花が、47歳の時に発表しました。
  
明治から大正初期の頃の金沢の生活・風習などが描かれており、当時の暮らしを知ることができます。
読んでいると、物売りの声、郷土料理の香りまでしてきそうな興味深い内容です。
また、鏡花が、東京での暮らしを通して知った、金沢と東京の生活との違いが、鋭く、巧みに表現されていて、鏡花の観察力の素晴らしさが伝わってくる作品です。

解説 青山克彌(あおやまかつや)
泉鏡花記念館館長。金沢学院大学名誉教授。
泉鏡花記念金沢市民文学賞選考委員長。
著書に「鴨長明の説話世界」、「日本文学研究大成 中世説話T」(共著、国書刊行会)、「原本現代訳 加賀騒動」、「加賀能登の芸術風土」、「金沢市史資料編15 文学・教育」(共著、金沢市編纂室)、「加賀の文学創造―戦国軍記・実録考」他
  

金沢三文豪の世界 第十六回 泉鏡花「寸情風土記」        朗読担当:大橋のり子


今回は、鏡花の随筆を初めて朗読しましたが、小説のような感情移入がない分、どう読めば良いのか悩みまた、四苦八苦でした。
しかし、故郷金沢の風物詩、庶民の生活ぶりなどが描かれたこの随筆から鏡花が故郷金沢をどんなに愛していたかが伝わってきました。
また、ユーモアを混じえた表現もあり、人間鏡花がまた少し身近に感じられました。
  
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