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春のセンバツ高校野球…開会式で石川の高校生が司会を担当「緊張、緊張ですが完璧に読んできます」

 18日、甲子園球場で開幕する春のセンバツ高校野球。残念ながら石川県内のチームは出場しませんが、開会式では県内の高校生が初めて司会を担当します。その高校生に意気込みを聞きました。

 甲子園で17日行われた開会式のリハーサル。4年ぶりに出場校の選手全員が参加し、場内を1周します。

 代表校を紹介する司会に抜擢されたのが、金沢泉丘高校3年の奥田開斗さんです。

 奥田さんは放送部に所属。去年7月「放送部の甲子園」と言われる「NHK杯・全国高校放送コンテスト」の朗読部門で優勝しました。県内の高校では史上初の快挙です。

奥田さん:
「感無量と言いますか…なんかジーンとしましたね。しっかり練習してきたのを(皆さんに)聞いて頂けたんだなと思いまして、一人で感動していました」

 奥田さんはその実力を買われ、開会式の司会を依頼されたのです。

奥田さん:
「あの大きさのグラウンドの中で、しかも全国で中継されていて…本当に、今からこんなに緊張していても大丈夫かというぐらい緊張、緊張、緊張ですね…」

 そんな奥田さん。自宅の部屋を見せてもらうと機材が…。

奥田さん:
「ナレーション録りの…『こんなのあるよ』って(声の仕事を)紹介しているサイトがあるので、そのサイトで仕事をもらってきたりして、実際に僕がナレーションを入れたものを納品してます」

 高校生ながら、すでに企業からプレゼン資料のナレーションなどをお願いされています。

 将来の夢は…。

奥田さん:
「声優とナレーターの仕事をやりたいなと思っています」

 開会式の台本が届いておよそ1カ月。アクセントなど間違いがないよう練習を重ねています。しかし、不安は消えないようで…。

奥田さん:
「僕は入場行進(の担当)なので、高校名と何年連続なのかと何回目かというのをずっと読むんですけど、そこ噛んだら一番駄目じゃないですか…もう本当に今から、原稿をちらっと見た時から冷や汗が出るぐらい緊張していまして…」

 しかし一生に一度の大役、腹は決まっています。

奥田さん:
「もう、あえてここで言います。完璧に読んできます」

 センバツ高校野球、開会式は18日午前9時です。

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