石川テレビ

石川テレビ 8ch

石川県内ニュース

想像絶する被害に…大雨で川が氾濫し浸水「老後のためリフォームしたけど…」一夜明け広がる喪失感

 活発な雨雲が次々とかかり、記録的な大雨となった4日。降り始めからの降水量は石川県白山市河内で398ミリ、小松で253ミリ。8月1カ月に降る平年値を大きく上回っています。

 この大雨で梯川が氾濫、鍋谷川では堤防が決壊しました。一夜明け、徐々に深刻な被害の様子が明らかになっています。

 まず鍋谷川近くの能美市和気町の様子。4日に能美市和気町で撮影された映像を見ると、川から茶色く濁った水が勢いよく溢れ、道路にまで流れ込んでいます。

 それから丸一日が経ち、水がひいた5日。そこには変わり果てた町の姿がありました。

(リポート)
「昨日の大雨でこちらの鍋谷川では堤防が決壊しています。さらに水が流れ込んで家の下の土がえぐられていてその悲惨さを物語っています」

 川の隣に建っている住宅は2年前にリフォームしたばかりでしたが、家の土台が水に流され一部が宙に浮いた状態になっています。

住人:
「老後の生活を楽しむためにリフォームしたんですけど残念。喪失感、絶望しかなかった」

 以前にも増水したことがあったため、大雨に備えて対策をしていましたが…。

住人:
「土盛りをしてこれなら大丈夫と、周りの家が浸水してもうちは大丈夫と思ってやった。今回は堤防がえぐれてしまったので想像を絶しましたね」

 そして、小松市の梯川は4日午後2時半頃氾濫しました。その影響で近くの中海町では濁流が町を呑み込みました。

 住宅の2階から撮影されたとみられる動画。住宅の1階部分は完全に沈んでしまっているのがわかります。原因は近くを流れる梯川の氾濫です。

(リポート)
「午後8時半、現在も冠水状態が続く小松市中海町です。警察などがボートに乗って残っている住民がいないか捜索・救助を続けています」

 多くの住宅が水に浸かってしまった中海町。4日夜、県から災害派遣要請を受けた自衛隊などが、住民の救出活動などを行いました。

 一夜明け、上空から見た中海町。住宅と住宅の間に多くの土砂が入り込んでいる様子が確認できました。

(リポート)
「強い日差しが厳しい暑さの中、こちら、被害が大きかった中海町では多くの人が泥の撤去など作業に追われています」

 パン店の中は、どこもかしこも泥だらけ。厨房も泥だらけで、冷蔵庫もひっくり返っていました。

店の人:
「明日友達が手伝いに来てくれるのでトイレを優先して片付けてます。電気使えんからクーラー使えんねん。暑いけど仕方ないなって」

 店の再開の目途は全くたっていません。

 その梯川の上流小松市中ノ峠町でも大雨による大きな被害が確認されています。

(リポート)
「小松市中ノ峠町です。納屋は崩れていて、目の前の道も川のようになっていて孤立した状態になっています」

住民:
「(普段は)20センチぐらいの水が流れるような川です。それが一気にこれだけ、欄干超えてあふれてきた。川が土砂で埋まっちゃったんで道路に水があふれているっていう感じですね」
「うちの一階が川みたいに流れてしまっているんでとても住める状況じゃない、想像を絶します」

 この大雨による被害、小松市では2人が軽傷、床上・床下浸水合わせて249棟。金沢市で半壊が1棟、小松市で一部損壊が1棟。

 道路関係では午後3時時点で県道の13路線17カ所で通行止め。JR北陸本線は福井で線路が水没し、特急は9日までの全便運休が決まっています。

最近のニュース