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がんで亡くなる人無くしたい…線虫の習性生かし“尿の中の匂い”でがんリスク判定 健康診断に導入

 日本人の死亡原因1位が「がん」です。がんから身を守るには早期発見による治療が必要と言われています。

 そんな、がんを簡単で手軽に検査できる手法が開発され、石川県内で健康診断に導入されました。

 白山市にある印刷会社。9日朝、従業員が続々と提出しているのは自分の尿です。実はこれが「がん検査」の検体として使われます。

 検査するのは東京に本社があるHIROTSUバイオサイエンス。どうやってがんを見つけるのか代表に聞きました。

広津代表:
「尿の中の『がんの匂い』を線虫が高精度で見分けます」

 がんのリスクを判定するのは線虫という虫です。広津代表はがん特有の匂いに集まる線虫の習性を発見し、実用化に成功。胃がんや肺がんなど15種類のがんに反応することがわかっていて精度は80%を超えているそうです。

 そこでこの会社では、がんの早期発見につながるとして県内で初めて従業員の健康診断にこの検査を導入しました。

従業員:
「がん検査は病院で半日とかかけて検査していたが尿検査だけなので非常に手軽」

 健康診断に採用した場合の費用は1人1万2000円ほど。医療機関のがん検査よりもコストを抑えられることもメリットのひとつです。

検査導入した会社の代表:
「(費用は)安く感じています。社員の健康を会社が管理するという意味ではこの費用負担は安いと思う」

 ただし、この検査では線虫が体の中のどの「がん」に反応したかまではわかりません。広津代表は将来的にはがんの種類を特定できるよう研究を進めているということです。

広津代表:
「検査を受ける人が段々増えてくると早期発見できる可能性が高まると思うので、がんで亡くなる方を無くしたい」

 日本人の国民病とも呼ばれる「がん」。重要なのは早期発見です。

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