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24時間コロナと戦う医療現場から皆様へ「僕はコロナと刺し違える覚悟 皆様は『行動』で救って」

 石川県内にまん延防止等重点措置が適用されてから2週間余りが経ちました。県内の感染状況は峠を越えたという空気も広がり始めていますが、コロナ病棟の医師や看護師たちは今も24時間コロナと戦い続けています。

 その最前線から届いたメッセージには「患者を救いたい」という強い思いと共にある、もどかしい思いがありました。

 医師に励まされながら、コロナ病棟に運び込まれる重症患者。金沢大学附属病院から届いた最前線の映像です。病院では主に重症患者を中心に治療を続けています。

 4月からの第4波で受け入れた重症患者は19人。病棟の看護師はこれまでとは明らかに違うと危機感を露わにします。

看護師:
「(4月の)2週目ぐらいから毎日重症患者が来て、重症化も早いですし回復までの時間が長い。今まで第3波であっさり元気になった人が、なかなかそういう具合にはならないので、第4波は今までの波とは違うなというのが印象としてありますね」

 看護スタッフをまとめる看護師長は…。

看護師長:
「急に一気に患者さんが増えて大変な状況になって、スタッフのストレスが結構かかったなという感じがしていて…患者さんがいらっしゃるし、これはしなきゃいけないことなんで頑張ってやってくれてはいるんだけど、先が見えないというところが皆辛いところかなと」

 多い時には、10人ほどが勤務するレッドゾーン。気温が上がり始めた今の時期。防護服を着ながらの作業は相当な負担です。

看護師長:
「予防衣の中で汗かきながら交替しながらですけど、かなり疲れると思うんですよね」

看護師:
「6時間か7時間ぐらいは、最後は気力で。「あー耳もげるー」とか言いながら耐えてますけど」

 そんなスタッフたちの努力で、ここまで数多く重症患者を救ってきました。しかし頭をよぎるのは辛い命の現場です。

看護師:
「(家族は患者とは)絶対会えないしお姿を出来る限りテレビ電話とかで見て頂くんですけど、一生懸命テレビ電話の画面を撫でている方がいらっしゃったんですよね。お家の方が『かわいそうに』ってテレビ電話の画面に映る患者さんを撫でている奥様がいらっしゃって…そこはやっぱり何と声をかけていいのか」

 様々な思いを飲み込みながら命を救うため全力を尽くす医療従事者たち。今、最ももどかしく思っているのが、「メッセージが伝わらない人」の存在です。

看護師長:
「コロナに興味のない人ってテレビも新聞も見ないと思うんですよね。だから、どうやって伝えていったらいいのかって思います。結局はずっとこんな波が続いていって、いつ終わるかなという感じ」

 金沢大学附属病院のコロナ対策チーム、COVSATで初代リーダーを務めた岡島正樹医師。コロナ病棟のメンバーをサポートしつつ、今は救急医療の現場でコロナと闘っています。

岡島医師:
「言葉は適切ではないかもしれませんが、コロナと刺し違える。これで僕の医師人生が終わってもいいという覚悟でいこうと。いかないと勝てないかなと思っています。コロナ患者さんを救うことができるのも、コロナ患者さん以外の患者さんを救うことができるのも、あるいは医療スタッフを救うことができるのも、全ては皆さんの行動にかかっていると。救って頂きたいと思います」

 身を削りながら、患者の命と向き合い続ける医療従事者からのメッセージ。我々はしっかりと受け止めなくてはなりません。

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