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1増やし選挙区合併で1人区解消の方向…石川県議会議員の定数見直し 一票の格差踏まえ自民党会派案固まる

石川県議会議員の定数見直しについて自民党会派は全体の定数を1増やすとともに選挙区を合併し1人区を解消する方向で意見をまとめました。

議員定数41の内、31人が所属する県議会の最大会派、自民党は2日、議員協議会を開き、県議会議員の定数と選挙区の見直しについて協議しました。議論の中心となるのが選挙区ごとの「一票の較差」です。

各選挙区の議員1人あたりの人口が最も少ない珠洲市鳳珠郡を1とした場合、最も多いかほく市は2.389倍、隣接する河北郡は2.102倍となっています。

また、選挙区内に議員が1人しかいない「1人区」の解消も課題となっていました。

定数の増減や区割りの変更は今後の議員生活や選挙戦略に直結します。約1時間の議論の末、自民党会派の結論は…

下沢佳充自民党県連幹事長:
「いろんな意見、反対意見もありましたが、かほく市を1増とする。そして能登の、奥能登の定数を減らさない。」

下沢幹事長によりますと現在定数1のかほく市と定数2の河北郡を「合区」とした上で、定数を1増やし4とします。

また、全ての「1人区」を解消するために輪島市と珠洲市鳳珠郡、七尾市と鹿島郡、羽咋郡北部と羽咋市羽咋郡南部を「合区」とする案です。

しかし、この案では県全体の人口が減っているのに全体の議員の数が1人増えることになります。

下沢さん:
「大震災にあった奥能登の定数を減らさないということを考えて。1増ということに反発する意見もあろうかと思いますけどもその辺は県民の皆さんにもご理解いただけると考えております。」

自民党会派は各会派の代表者が集まる今月5日の懇談会でこの案を提案する予定です。

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