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『風神雷神図屏風』等の国宝も…能登復興への願いが込められた文化財の展覧会 石川県立美術館で15日から
能登復興への願いが込められた文化財の展覧会があすから石川県立美術館で始まります。14日、一足先に報道陣に公開されました。
能登半島地震や奥能登豪雨からの復興を支援しようと15日から始まる「ひと、能登、アート。」展。東京国立博物館をはじめ都内の文化施設と個人、あわせて30の所蔵先から集められた文化財が並びます。
文化財には、菱川師宣の見返り美人図や国宝・風神雷神図屏風など国宝3点、重要文化財20点を含む86点が集結し、金沢市内3つの会場で、展示されます。
中でも、能登出身の長谷川等伯が若い頃に描いた牧馬図屏風は、山で遊ぶ馬と調教する武士の姿を描いています。
今回の展覧会では作品を所蔵する文化施設から作品の選定理由や復興への願いや祈りが書かれたメッセージも添えられています。
東京国立博物館 高橋真作さん:
「当館でもなかなか同時に展示することができないたくさんの名品を集っています。文化財やアートを通して思いを一つにして復興の支援へと繋がっていければ幸いです」
能登復興の思いが込められた今回の展覧会。入館料と集まった募金は能登の文化の復興のために使われる予定です。
「ひと、能登、アート。」展は、15日から県立美術館で始まり、来月からは、金沢21世紀美術館と国立工芸館で開催されます。