全ての観測地点で真夏日に…18日も石川県内は季節外れの暑さ 夏に向けて“猛暑と大雨”の両方の備えを

06/18(水) 17:01

天気予報、気象予報士の粟原さんです。18日は県内すべての観測地点で最高気温が30℃以上の真夏日となりました。

16日は小松で35．1℃まで気温が上がり、観測史上最も早い35℃以上の猛暑日となりました。改めて県内で猛暑日が早かった記録を見てみたいと思います。

これまで最も早かったのが金沢の6月17日で、これを1日上回り47年ぶりの記録更新となりました。最近では2022年も暑かったんです。3年前の2022年がどういう年だったかを小松の最高気温で見てみましょう。6月24日だけではなく、28日と29日も猛暑日となりました。この年は26日以降、雨が降らなかったことから、気象台は28日に梅雨明けを発表しました。

観測史上最も早い梅雨明けの発表になったんですが、7月に入ってからたびたび雨が降り、8月4日には、白山市河内で1日に392ミリ、小松で242ミリの雨が降る豪雨も発生しました。このときは、住宅に被害が出てけが人も発生しました。

その結果、9月に入って気象庁はこの年の梅雨明けを「特定できない」に変更することとしました。今年は2022年と同じく猛暑が先に来る年となりましたが、梅雨明けがいつになるかはあまり気にせず、夏に向けて猛暑と大雨の両方の備えをしておいたほうがいいかもしれません。