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町が茶色に…豪雨被害の珠洲市大谷町 泉谷市長が訪れ住民に今後の見通し説明「浄水場の復旧は2カ月位で」
記者:
珠洲市大谷町です。私の目の前に見えている建物、これは2階部分なんです。一階部分は流れ込んだ土砂で埋まってしまいました
珠洲市、外浦の大谷地区。およそ900人が暮らしていたこの地区は、能登半島地震で多くの人が避難し住民は半数以下になっていました。ようやく仮設住宅が完成し、10月半ばには72世帯が入居する予定でしたが、その目前で、町を襲った豪雨災害。
記者:
こちらの郵便局、地震後に営業を再開していたのですが、大量の流木や土砂が流れ込み入口が見えなくなっています
地震後かろうじて残っていた建物も浸水したり、土砂に埋まってしまったり…。町は茶色に染まってしまいました。
地震から7カ月たった先月、ようやく水が通った避難所も再び断水しました。こうした中、30日泉谷市長が大谷地区を訪れました。
珠洲市長:
きょうこの場を設けたのはこれからの見通しを示すことが重要だと思っている
市長自ら道路の復旧状況や、断水解消の見通しについて説明。この中で市長は水に浸かってしまった大谷浄水場の復旧を11月末までに急ぐ考えを示しました。そのうえで…
市長:
大谷浄水場の復旧は2カ月くらいで進めないといけない。これが長引く可能性が0とは言えない。そんな中でみなさんの命と健康を守るために2次避難の選択肢をどうするか。みなさんどうですか
2次避難をするかどうか住民の意向をたずねました。これに対し住民は…
住民:
今でも在宅を選択する人が多いと思う。だから早くやってほしい
2次避難を選択する人は少ないだろうという意見が相次ぎました。幸い、完成間近の仮設住宅に被害はほとんど無く、市は冬までの断水解消を急ぎます。