石川テレビ

 

第473回 石川テレビ放送番組審議会 平成30年4月10日(火)

【出席委員】

委 員 長 岡 能久  
副 委 員 長 菅沼 堅吾
委   員 毎田 健治 谷内江 潤子
倉 ひとみ 岩木 弘勝
北 篤司 松田 若子
金光 秀和
以上9名
1、審議番組(合評)
アングル2018「いまを生きる 〜東日本大震災から7年〜」
平成30年3月25日(日)午前8時40分〜8時55分 放送
3月という節目の月に石川県に関係ある人物を取り上げ、私たちに色々なことを考えさせてくれるという意味で素晴らしい番組だった。
アナウンサーが番組を作ることは、すごく良いチャレンジだと思った。
「いまを生きる」というタイトルはものすごくインパクトがある。
浜辺を歩きながら「震災に遭って良かったとは思わないが、金沢に来られて良かった」と番組が始まる構成は興味を惹き付け、良いと思った。
15分は短かった。30分の番組だったらもっと今野くんの感情を掘り下げることが出来たのではないか。
冒頭のナレーション「逆境にもめげず前を向き続けた7年間の記憶です」は大袈裟だったのではないか、もう少し練った慎重な言葉選びがあっても良かったのではないか。
当時の模様を語るシーンで、「電線が揺れた」という言葉を聞き、当時の生々しさを感じた。
改めて「生きる」こととは何かということを考えさせられた。
取材は7年間を追いかけていたわけではないので、若干物足りない感じがした。
番組の冒頭と最後の今野くんの言葉に、言わせてしまっているような、ディレクターの立ち位置、質問の仕方とか考えとかが見え隠れしているような気がしてならない。
今野くんの家族構成や県立工業高校バレーボール部での部活の厳しさについて、もう少し具体的に説明があった方が良かった。
「精神的にやられた状態」で金沢に来た今野くんの7年間はそう簡単に想像することが出来ないのではないか。
今野くんが住んでいた家の跡が、今も災害危険区域として、何も変わっていない、まだ平地であるということにびっくりした。
人の生き方の言葉の裏に隠された思いを伝えてこそドキュメンタリーではないかと思う。

2、訂正・取り消し放送について
事務局より平成30年3月1日〜3月31日までの自社制作番組放送の中で上記に該当した番組はなかった旨、報告した。

3、番組に関する問い合わせ、苦情など
 (平成30年3月1日〜3月31日までに編成部に寄せられた意見)
 ▽平成30年3月お問い合わせ
電話 45件
メール 107件
はがき・その他 4通

「マンスリーNote」放送 平成30年4月29日(日)午前11時45分〜11時50分(字幕放送)
            再放送 平成30年4月30日(月)深夜2時28分〜2時33分(字幕放送)

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