第338 回 石川テレビ放送番組審議会 平成16年10 月12 日(火)

【出席委員】

   委  員  長

中山 純子  
   副 委 員 長 山本 松雄  
   委   員 水野 卓哉 桶谷 千鶴子
  若杉 幸平 尾山 碧
   

谷内江 潤子

石川 倫子

                                           
                                            以上8名


1、審議番組(合評)
1) 自社制作番組 「ふれあい空間いしかわ特別号」
            〜みんな楽しく生涯学習〜
              9月23日(祝・木) 午後3:05〜3:35放送

2) 自社制作番組 「アングル2004」
今後月1回放送予定
            〜第1回 水害は防げるか〜
             10月9日(土) 午後2:00〜2:15放送

企画書によると、今後は月に1回、地域に密着した話題を取り上げていろいろな角度から分かり易く紹介していただけるという事なので大いに期待する。その1回目が今年の異常気象で、日本全国に大きな被害をもたらした台風による大洪水の恐ろしさだった。隣の福井での足羽川氾濫など他人事ではない出来事だったので、この番組は抜群にタイミングが良かった。

15分という短い時間では充分な取材は望めないのではないか?大事なテーマは1回でなく、シリーズ化するようなスタイルを取るのも一つの方法だと思う。番組を見て知った事だが、金沢駅と市内の城南台地の高低差が20メートルあることには驚いた。福井の足羽川氾濫を他山の石として金沢市に対し、ハザートマップ作成などの積極的な情報公開を提案することも必要だ。災害は待ってくれないことを念頭に今後共取材を継続してもらいたい。地元に密着した素晴らしい企画に期待する。

短い放送枠とはいえ、CMがない分充実していたようにも思う。コンパクトに纏めると画面に集中出来る事も事実だ。この企画を通じていろいろな問題点を追求して、県や市にどう働きかけることが出来るか、住民運動にまで発展させるべきだとも思った程だ。

「ふれあい空間いしかわ」は毎週放送してるから馴染みがある。特別号のテーマ「生涯学習」はあまり固い枠に括らない方が良い。学習とリクレェーションは本来違う筈だ。しかし画面で見るどのグループも生き生きとしていて身体を動かす事の大切さが手に取るように分かった。課題は如何にしてヤング達をこの場に引きこむ事が出来るかだ。町内行事に参加するのはシニアばかりという現実がある。番組全編に手話を取り入れているのは良い。今後は目の不自由な視聴者の為にも多重音声、訳付きを希望する。

県内を能登、小松、柳田、根上に分けて取材をしているのが良かった。それと学習枠という堅苦しい考えでなく、その人にとって趣味、スポーツの別なく学びになっていればそれでいいと思う。細かな情報を県内限りなく掘り起こしてくれる功績は大である。


2、訂正・取り消し放送について
    事務局より平成16年9月1日〜9月30日までに上記に該当した番組はなかった旨、報告した。
3、番組に関する問い合わせ、苦情など
 (平成16年9月1日〜9月30日までに編成部に寄せられた意見)

☆9 月お問い合わせ合計約65件

電話(約20件)
HP(約40件)
はがき・その他(5件)
 
 「マンスリーNote」放送   平成16年10月23日(土)11:30〜11:40
             再放送   平成16年10月24日(日)26:00〜26:10

内容

澤事務局長から審議概要を報告した後、ゲストに迎えた日本野鳥の会 石川支部事務局長中川正博氏に日本で一番野鳥の数・種類が多く集まる石川県の特長など、興味深いお話を伺った。又、焦点になっている熊の駆除に対する報道姿勢について、提言していただいた。