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第9回 「里山は私のいのち 〜小松大杉の女性猟師〜」
石川県小松市大杉町。
小松市中心部から梯川沿いに上ること25キロ、周りに里山が広がる静かな集落です。
    
その町に狐里庵(こりあん)という名の料理屋があります。
  
店の主人は安本(やすもと)日奈子さん(63)。
店のメニューは山菜の天ぷら、熊さし、イノシシ鍋・・・。
どれも安本さんが近くの野山で採ってきたものばかり。
    
安本さん、石川県に2人しかいない女性猟師の一人です。
生き物を鉄砲で撃つなんて野蛮という声もありますが、食べ物を自分で捕るのもスーパーで買うのも同じことだと、安本さんは考えています。
   
食べ物はすべて自然からの恵み。
感謝の気持ちを込めて、安本さんは獲物を骨まで食べ尽くします。
料理として出す場合もそうです。
自然への畏敬の念が安本さんの料理には込められているのです。
  
過疎がすすむ大杉町。そこに安本さんが店を構えたのは17年前。
豊かな自然環境に惹かれたからです。
車で20分ほど離れた小松市内の自宅と大杉町を往復する毎日。
大杉の人たちとの交流が年を追って深まりました。
町の人たちから新鮮な野菜を貰うことはしばしば。
でも、安本さんに心配なことが・・・。
それは大杉町の高齢化。
山仕事が出来なくなった人が多く、里山に影響も。
人の手が入って初めて里山は維持できるからです。
  
番組では、安本さんと大杉の人たちの触れ合いを描きながら、里山と人の関わりを改めて考えます。
  
   
 
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