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第5回 「花火のむら 〜一瞬にかける能登東間の男たち〜」
宝達志水町東間(あずま)。
人口87人の小さな集落に『能登煙火』という1軒の花火工場がある。
  
切り盛りするのは3代目、嵯峨井大民(さがい ひろたみ)さん39歳。
この地区には嵯蛾井家が『能登煙火』を興す前から、手作りの花火で祭りを盛り上げるという伝統が。
今でも集落に住む男性のほとんどが花火師の免許を持ち、花火シーズンになると『能登煙火』の仕事を手伝っている。
    
しかし、そこにも過疎化の波が押し寄せている。

高齢化が進み、秋祭りの神輿や獅子舞が出来なくなった。ほとんどの人たちはやむをえないと思っていたが、嵯峨井さんは祭りの賑わいを絶やしたくないと考えていた。
嵯峨井さん、実はこの集落で20代続く神社の長男、つまり神主でもあったからだ。

そこで思いついたアイデアが『花火』。
嵯峨井さんがバックアップすれば集落に残っている若者たちの手で打ち上げることが出来るはず・・・。
  

準備はすべて青年団のメンバーが。技術的なポイントは嵯峨井さんが支援した。

こうして花火が秋祭りのメインイベントに育っていった。
この日に合わせて故郷に帰る人も目立つように。
   

  
過疎で希薄になりかけていた住民たちの心と心が再び交わり始めていった。
  

今年は9月30日に秋祭りが。
打ち上げ花火の玉数はおよそ1000発。人口わずか87人の地区のお祭りにしては想像をはるかに超える大きさ。
中でも一番の見どころは『スターマイン』。
多種多様な花火が連続的に打ち上がり、闇夜の田園に一大スペクタクルを繰り広げた。

    
番組では東間集落に1年間に亘って密着、秋祭りのアイデアたっぷりの花火大会を中心に嵯峨井さんと地元青年団の心の触れ合いを美しい映像で綴る。
  
   
 
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