第574回

(12/25放送)

大学院機械工学専攻博士前期課程2年 高杉 沙枝さん

将来、人の役に立つものづくりに関わりたいと、KIT機械工学科に進学した高杉沙枝さん。学びの中で、工学から医療分野にアプローチする医工連携の研究に関心が高まっていきました。現在、集大成として大学院で取り組んでいるのは、内視鏡を併用した胃壁縫合装置の開発です。医師の技術と時間を要する胃の縫合、彼女の研究が進めば、医師や患者の負担軽減につながる大きな成果が見込まれます。来春、産業用や医療用機器などで高い技術力を誇る日機装で社会人としてスタートを切る高杉さん。

12月25日の放送は、機械工学の立場から、多くの命を救う製品をつくりだしたいと話す高杉さんをご紹介します。


第573回

(12/18放送)

電気電子工学科3年 中村 昌寛さん

11月、茨城県つくば市で「つくばチャレンジ」が開催されました。これは、遊歩道など人が行き交う実際の環境の中で行われる自律走行ロボットの公開実験です。昨年に続いて出場したKIT夢考房自律走行車プロジェクト。中村昌寛さんをリーダーとするメンバーたちは、センサやGPSを用いて低位置の物体検出やロボット自身の位置把握の信頼性向上など、より進化させたロボットで臨みました。多くのチームがリタイアする中、序盤の課題走行を見事クリアしたKITチームでしたが・・・。

12月18日の放送は、人間とロボットが共存する社会の実現をめざした技術チャレンジに、若い力が中心となって取り組んだKITチームをご紹介します。


第572回

(12/11放送)

情報工学科2年 奥手 智大さん

世界をリードする組込みシステム分野の若手人材育成を目的に行われている「ETロボコン チャンピオンシップ大会」が11月、横浜で開催されました。同一のハードウェアを使用し、ソフトウェアの技術のみで指定コースの自律走行を競うこの大会。KIT夢考房組込みソフトウェアプロジェクトのチームは、北陸地区大会でデベロッパー部門の基礎と応用の2クラスで優勝。そろって全国大会出場を決めました。多くの企業チームも出場する中、学生1位をめざしたKITチームですが、予想外のトラブルが彼らを襲いました。

12月11日の放送は、大会での苦い経験を、来年こそはと活動を再開したKITチームを、新リーダー奥手智大さんのインタビューでご紹介します。


第571回

(12/4放送)

大学院 建築学専攻博士前期課程2年 坂本 剛さん

自分のアイデアを形にする建築を学びたいと、静岡県からKITに進学した坂本 剛さん。学びの中で環境設備への関心が高まり、4年次から所属する垂水研究室では、2003年の建築基準法改正以前の住宅における、冬場の結露やカビなどの発生といった屋内湿気問題の対策について研究しています。坂本さんたちが注目しているのは、「排出外壁構造」という、住宅の一部に調湿建材からなるブロックを用いて、室内の湿気を効果的に排出しようというもの。大学院進学後は、より性能の高いブロックを自分たちで作りあげ、居住空間を再現した試験棟でリフォームでの実用化をめざして実験を行っています。学会などを通じて研究成果も積極的に発表している坂本さん。

12月4日の放送は、人にも自然にも優しい建築テーマに取り組んでいる坂本さんをご紹介します。


 
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