第143回(7/27日放送)
機械システム工学科4年 楠本 直也さん

世界が熱狂したサッカーワールドカップ。開催国ドイツでは、もうひとつのワールドカップ『RoboCup2006』が行われていました。自律走行ロボットによるサッカーの世界大会です。

楠本 直也さん率いる夢考房RoboCupプロジェクトは、2002年から3年連続中型ロボットリーグ世界第2位の実力チーム。今年は、先のジャパンオープンで、昨年度世界チャンピオンの慶應義塾大学に唯一勝ち星をあげるなど、大きな期待を込めてドイツ、ブレーメンに乗り込みました。しかしそこには、彼らを襲う魔物が・・・。

「自分が経験した中で、最悪の結果」と振り返る楠本さん。しかし4年間のプロジェクト活動は、自分自身を大きく成長させてくれたといいます。

27日の放送では、今回、本来の動きをまったくできずに力尽きたKITチームの様子とともに、楠本さんがRoboCupプロジェクトから得たたくさんの貴重な経験をインタビューでご紹介します。
 
 
第142回(7/20日放送)
ロボティクス学科3年 夫馬 徹さん

今年も、ABUアジア・太平洋ロボコン代表選考会を兼ねた『NHK大学ロボコン2006』に出場したKIT夢考房チーム。毎年、上位の常連チームとして名を連ね、2002年には日本代表に選出、大会最高賞であるABUロボコン大賞を受賞した実績をもっています。今年のチームリーダーは、3年 夫馬 徹さん。「必ず勝利し、日本代表としてマレーシアに行きたい」と大会に臨みました。

予選リーグは、順調な滑り出し。決勝トーナメント進出を決めた2回戦ではパーフェクトであるVタワーを達成し勝利への士気が上がった直後、予期せぬトラブルが彼らを襲ったのです・・・。大会後、「自分の言葉に責任をとれなかったことが悔しい」と語った夫馬さん。
20日の放送では、アンラッキーな出来事も自ら『刺激』ととらえて精一杯戦い、審査員から高い評価を得たKITチームを衝撃の瞬間映像とともにご紹介。
 
 
第141回(7/13日放送)
大学院材料設計工学専攻 博士前期課程1年 池田 典彦さん

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)。重さは鉄の5分の1で、はるかに強い強度をもち、船舶や自動車はもちろん、最新鋭旅客機の主翼など主要部分にも使われはじめている注目の素材です。

しかし、新しい材料だけに耐久性などすべてが明らかになっているわけではありません。その研究に取り組んでいるのが、KIT大学院1年 池田 典彦さん。彼はCFRPがどのように壊れていくのかをさまざまな手法で調べることで、CFRPが本来持つ強さを追求しています。

最適な設計基準と構造の信頼性が解明されれば、さらに広い分野でのCFRPの普及につながり、エネルギー消費量の大幅な改善も期待できるのです。

『材料はものづくりの原点!』。13日の放送では、より信頼性の高いCFRPをめざして地道に研究を続ける池田さんをご紹介。
 
 
第140回(7/6日放送)
大学院機械工学専攻 博士前期課程2年 田口 森太郎さん

『上空3000mから地上を眺めたあの感動が忘れられない。』そんな学生が今週は登場。

憧れのパイロットを夢途中であえなく断念。航空自衛隊パイロット候補生だった田口森太郎さんが、新しい夢を求めてKITに入学したのは、6年前のことでした。学部時代は、夢考房人力飛行機プロジェクトに参加、2年次には、飛行記録572.17mを記録しました。そして大学院進学後は、自律型飛行操縦ロボットの開発をめざして研究にとりくんでいます。

これは、小型機から大型旅客機まであらゆる航空機の操縦ができるロボットパイロットの研究です。尽きることのない大空への思い。

6日の放送では、東海・北陸地区の大学で唯一導入されている本格的なフライトシミュレータでデータ解析を行う様子や鳥人間コンテストの模様など、さまざまな飛行シーンを織り交ぜてご紹介。
  
 

  
Copyright (C) Ishikawa TV. All Rights Reserved.
このホームページに掲載されている文書・映像・音声・写真等の著作権は石川テレビに帰属します。
個人で楽しむ目的以外、ホームページに掲載することや、複製・頒布・貸与・上映等を行うことは法律で禁じられています。