第134回(5/25日放送)
ロボティクス学科3年 財津 賢一郎さん

高校時代に見つけた夢の実現のためKITに進学し、夢考房で義手開発のプロジェクトを立ち上げた学生がいます。
ロボティクス学科3年 財津 賢一郎さんです。

彼は、偶然目にした戦争のドキュメンタリー番組の中でみた少女の笑顔に心を打たれ、『自分も人に笑顔を与えられる仕事がしたい!』と、今、筋電義手の改良開発に取り組んでいます。
筋電義手とは、筋肉から発生する微弱な電流を利用して手の動きを再現しようというもので、日本は欧米に比べて、開発・普及が遅れているのが現状です。

プロジェクト活動を始めてから1年半、まさにゼロからの出発で試行錯誤の毎日ですが、学科でロボットを学び、プロジェクトで福祉分野での応用を追求するという充実した大学生活は、着実に財津さんを成長させているに違いありません。

25日の放送では、義手開発のきっかけとなった忘れられないシーンを表情豊かに話す財津さんを、同じ目標をもって意欲的に活動するプロジェクトメンバーとともにご紹介します。
 
 
第133回(5/18日放送)
電気電子工学科3年 原 洋平さん

5月初め、秋田県大潟村で開催された『2006World Econo Move』
わずか3円分の電気を使って2時間でどれだけ車を走らせることができるかを競う省エネカーの競技大会です。

夢考房エコランプロジェクトは、この大会に出場するためEVエコランリーダー 原 洋平さんを中心に1年かけて新型の小型電気自動車、Golden Eagle 06EVを製作
目標75キロ!を掲げて大会会場に乗り込みました。

大会前日の公式練習、Golden Eagleは、残り30分まで新記録の期待ももてる快調な走行を見せていましたが、59キロ地点で突然の失速。
この反省を明日の本番で生かそうと、メンバーたちは心に誓っていたはずでした・・・。

前日の快晴から一転、当日は激しい風雨が襲う悪天候。レースの開催さえ心配された中、原さんが下した決断とは?

18日の放送では、『記録よりも大切にしたかったこと』について思いを話す原さんを、メンバーたちの活動の結晶、Golden Eagle 06EV の走りとともにご紹介します。
 
 
第132回(5/11日放送)
大学院情報工学専攻博士前期課程2年 鈴木 碧さん

『知らない曲やアーティストであっても、自分が求める音楽を自由にお店で選ぶことができたら!』

大学院情報工学専攻 鈴木 碧さんが研究しているのは、音楽の明るさを数値で表わすという画期的なもの。つまり、お酒のラベルに甘口、辛口などの表示があるように、曲にも指標となる表示があれば、アーティスト名やジャンルにとらわれることなくその時々の気分にあった音楽が探せるというものです。

鈴木さんは大阪芸術大学の学部時代に出会ったこの研究テーマを、指導してもらった恩師のもとでさらに深めたいとKIT大学院へ進学

彼女の挑戦はまだ始まったばかりですが、未知なる可能性を秘めた研究に充実した毎日を送っています。

5月11日の放送では、私たちの音楽の世界を広げてくれる世界初の研究に取り組む鈴木さんを、指導にあたるメディア情報学科 山田助教授のインタビューを交えてご紹介します。
 
 
第131回(5/4日放送)
大学院環境土木工学専攻博士前期課程2年 久保田 憲さん

コンクリートの世界に新風を吹き込むべく研究に取り組んでいる学生がいます。大学院2年 久保田 憲さん。子供のころから高速道路の橋脚や新幹線工事などを間近で見てきた彼は、「地図に残るモノをつくりたい」とKITに進学、学部4年次ではコンクリートの腐食の要因となる塩害について研究しました。しかし研究活動を続けるうち、

興味は目に見えない微細なものへと移り、大学院ではコンクリート材料そのものに注目。現在は、劣化しにくく塩害にも強いと期待される『高性能繊維補強セメント系複合材料』について研究を重ねる毎日です。

「研究を社会に広めていくことも工学の大きな責任」と、夏にはシンガポールで開かれる国際学会に参加予定。

4日の放送では、新材料のパイオニアに!と希望をふくらませる久保田さんをご紹介します。
  

  
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