第58回(11/25日放送)
建築学科4年 青木 丈士さん

近年、都心部などでは、ヒートアイランド現象の緩和や省エネルギー効果から注目されている『屋上緑化』。しかし既存建築物での実測データが不十分なために、なかなか施工に結びつかないのが現状です。そこで、実生活に近いデータをとり、屋上緑化の効果を多くの人に理解してもらいたいと研究を続けているのが、4年青木 丈士さん。研究室の仲間たちと金沢市内の園芸店の屋上緑化スペースを借り、季節ごとにデータ収集を行っています。先日も1週間泊り込みで、温度や湿度の変化などを実測しました。
来春、清水建設に就職する青木さん。彼の夢は、環境に配慮した都市づくりと大きい。建築=デザインという思いから、大学で学ぶ中で、人にとって快適な空間づくりの大切さを意識し始めたといいます。
25日の放送では、都市の中の自然を考えようと24時間体制で調査をつづける青木さんの姿と建築に興味をもつきっかけとなったエピソードを交えてご紹介します。

 


第57回(11/18日放送)
環境システム工学科4年 山本 忍さん

『正伝 長尾流躰術』聞きなれない言葉かもしれませんが、現在日本で唯一、金沢工業大学で伝承されている古武道です。もともとは、上杉謙信が武田信玄の勢に対抗するための術としてつくらせたものと伝えられ、当時は甲冑着用時の合戦組討術でした。やがて江戸時代にはいり、甲冑で戦う機会が無くなると、関節技や急所当て身が採り入れられ日常護身の術として完成されて、加賀藩の武学校の武術として採用されていたものです。
この9月まで副主将をつとめていた4年山本 忍さん。「長尾流躰術部ってなんだろう?」と入学早々道場をのぞいたのがきっかけ。初めての世界でみた先輩たちの姿に圧倒され、以来、この古武道に打ち込んできました。
「クラブ活動があったから学生時代が楽しく充実している」という山本さん。彼が感じる古武道の大きな魅力とは?
番組では、金沢工大が所蔵する貴重な古文書などをご紹介するとともに、10月に行われた全国の大学の古武道部が一堂に会した交流大会の様子もお伝えします。

 


第56回(11/11日放送)建築学科4年 東出 絵美さん

10月14日夜、金沢の中心街 広坂周辺がいっせいに灯りのオブジェに包まれました。金沢工業大学建築系の学生、およそ100名によって制作されたその名も「月見光路」
金沢21世紀美術館の開館記念イベントとして企画され、秋の夜長を楽しみながら歩いてもらおうという粋な演出です。
プロジェクトメンバーの一人、建築学科4年東出 絵美さんは、そぞろ歩く人々の足もとを優しく照らす「あかり路」と、まるでお祭りのキリコを思わせる華やかな「あかり山」のチーフ。灯りのもつパワーをたくさんの人に伝えたいと参加し、灯りの演出に知恵をしぼりました。
11日での放送では、学年を越えて集まった若い力が創りあげた幻想的な世界をご覧いただきながら、広坂に新しい元気を!と、懸命に打ち込む東出さんの表情などをご紹介します。

 


第55回(11/4日放送)
情報工学科4年 山口 淳一さん

KITの学生たちの自由なものづくり空間、夢考房に、この秋新たなプロジェクトが誕生しました。「夢考房ソフトウェアモデリングプロジェクト」。地元企業、NECソフトウェア北陸と産学連携というかたちで構成される初めての情報系プロジェクトです。
今回の主役は、新プロジェクト立ち上げの中心となった、情報工学科4年山口淳一さん
山口さんたちは「UML」と呼ばれるソフトウェア開発言語にとり組んでいます。これは、絵を描くようにシステムの設計図が作れるもので、今大変注目をあつめているものです。
そして先月、そのUMLの普及をめざすシンポジウムの一環として開かれた飛行船ロボコンに出場し、自分たちの技術を確かめました。飛行船が目的地に上手くたどり着けるかどうかを競うものですが、飛行船といってもラジコンのように操縦するのではなく、自分たちがつくったプログラムを組み込んだ飛行船が自律的に動くという非常に難しい課題への挑戦です。企業チームが多い中、このコンテストを通じて山口さんが学んだこととは?
4日の放送では、先を見据え、次世代の人たちのために役立つ技術者をめざして取り組んでいる山口さんの姿をご紹介します。
 
  
  
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