輪島市立南志見小学校 6月16日放送  

5月9日、輪島市立南志見小学校の子どもたちは校区の白米町に広がる「千枚田」にやってきました。
地元の農家の人たちに教えてもらいながら田植えに挑戦です。
山すその急な斜面に沿って階段状に耕された千枚田は1枚1枚の田んぼが狭く、機械を使うことができません。
子どもたちは泥に足を取られながらも、丁寧に苗を植えていきました。

名舟漁港の近く、かつて南志見城があった城址の一角に南志見小学校があります。


明治5年創立。現在、27人の子どもたちが通っています。
この地の歴史と自然をうたった校歌には、海のように大きくたくましく成長して欲しいという願いが込められています。

千枚田は、2011年、世界農業遺産に認定されました。
ところが、米作りをする人が減ってしまい今はボランティアの協力で水田が守られています。
「千枚田を未来に残そう」
そんな思いから、南志見小学校の子どもたちも毎年、田植えに参加しています。
この日は、田んぼ15枚(約3アール)に苗を植えることができました。
校歌に綴られている海と自然の中で、子どもたちは豊かな心を育んでいます。
 
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