石川テレビ「あの日からの贈り物～小学校歌を訪ねて」

　 金沢市立中村町小学校　３月２４日放送 　

金沢の市街地にある金沢市立中村町小学校。
昭和１４年創立。
現在約３４０人が通っています。

犀川沿いにある校区の千日町には、
雨宝院というお寺があります。
文豪・室生犀星は、幼いころここで育ちました。

４年２組では、犀星の詩「犀川」を暗唱して
郷土の詩人への理解を深めています。

校歌の作詞は犀星。歌詞は、平和を望む心と母校を想う気持ちに溢れています。

中村町小学校では、生き物や命について学ぼうと、
４年生が毎年サケの稚魚を卵から育てています。

子どもたちは去年１２月から交代で水槽の温度を測ったり、エサをやったりして
大切に見守ってきました。

３月１６日、子どもたちは学校近くの犀川に
やってきました。
５センチほどに成長した稚魚、約２００匹を
犀川に放流するのです。
　
“大きくなっていつか金沢に戻ってきて欲しい。”
そんな思いを込めながら川に放ちました。

「犀星」そして「犀川」。
子どもたちの豊かな心を育んでいます。