石川テレビ「あの日からの贈り物～小学校歌を訪ねて」

　 七尾市立東湊小学校　１月２８日放送 　

七尾港の南部。火力発電所や木材の工場が並ぶ工業地帯です。
　
湊から少し住宅街に入ると、美しい「竹垣」が多くの家でみられます。
この地域は「竹垣の里」と言われています。

ここからほど近いところにあるのが昭和２９年創立の七尾市立東湊小学校です。
平成６年に建てられたこの校舎は、よく見ると弧を描いています。
親が子を抱いている、というイメージで建てられました。

地域の人に日頃から感謝を･･･と、３年生は近くの福祉施設を訪問し、歌の披露や、昔遊びを一緒に楽しむ活動をしています。
そんな東湊小の校歌は、この学校を包む、昔から変わらない山や海が歌われています。

湊のすぐそばに「万行遺跡」があります。
当時は遺跡の間際まで海がせまり、また大きな建物の跡が見つかったことから、ここには重要な湊があったのではないかとされています。

６年生は万行遺跡について学びます。
自分たちの住む町のに、大切な歴史の証拠が残っているだ･･･と興味深々です。
この日は「まがたま作り」にも挑戦。
なかなか難しい作業に、昔の人の苦労や思いを感じ取ります。

東湊に残る歴史を地域の人から学び、また１つ、ふるさとの誇りができました。