珠洲市立宝立小学校 (6月25日放送)  

  
能登のシンボル、見附(みつけ)島(じま)がすぐそばに見える珠洲市立宝(ほう)立(りゅう)小学校です。
      
宝立小学校は昭和36年に鵜飼(うかい)・鵜(う)島(しま)・柏原(かしはら)小学校と統合して創立、以降、小屋(おや)、馬渡(まわたり)小学校を統合して現在に至ります。校章の宝の字は宝立の校名を表すとともに、ここで学ぶ子どもたちが「珠洲の宝」「日本の宝」であることを意味しています。
       
珠洲市は昔から相撲が盛んな土地柄で、宝立小学校では昭和53年から校内相撲大会を開催、地元の相撲愛好家や保護者の支えのもと、毎年、子どもたちが熱戦を繰り広げます。
 
ところが、34年間続いたこの相撲大会が今年で最後となります。
 
過疎化が進み、子どもの数が激減している宝立小学校は、来年春から小中一貫校として新たなスタートを切ることが決まっています。校舎移転に伴い、現在の校舎での開催で終えることになりました。
 
            
町の人たち手作りの御幣(ごへい)が上位に勝ち残った子どもたちを祝して、手渡されます。恒例のご祝(しゅう)義(ぎ)もこれが最後となります。
 
来年春には新しい校歌が歌われ、今の校歌を耳にする機会はなくなりますが、宝立の子どもたちの心にはその歌声はいつまでも響き続けます。
 
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