金沢市立三馬小学校 (2月5日放送)  

    
金沢の南部を流れる伏見川のすぐ近くに、金沢市立三馬小学校があります。
                     
                     
現在、学校のあたりは国道が通り、住宅が密集しています。
今では想像がつきませんが、かつては米や野菜が作られ、昭和のはじめ頃、有松にはブドウ狩りを楽しめる果樹園もありました。
昭和30年代から住宅が増え始め、ピーク時には三馬小学校へ1800人のこどもたちが通っていました。
                     
これまでに「伏見台小学校」と「米泉小学校」の2校が分かれましたが、今も児童数はおよそ760人と金沢市内で4番目のマンモス校です。
昭和31年にできた校歌からは、学校のまわりが田畑や自然に囲まれていたことが伺えます。
                    
地区のシンボル伏見川は、校歌にも登場します。

こどもたちは熱心に伏見川のごみを拾ったり、水質を調べたりしています。
この川は、昔、魚の宝庫でした。
                     
「川の汚れや乱獲などで減ってしまったサケやアユなどの魚が再び帰ってきてほしい。」
そんな思いで、子どもたちはサケの卵のふ化にも取り組んでいます。
大切に育てている稚魚は、春がきたらみんなで伏見川に放します。
                     
                     
校歌が描くふるさとはすっかり様変わりしましたが、地域を大切に思う気持ちは変わりません。
 
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