金沢市立伏見台小学校 (5月29日放送)  

 
          
金沢市の南部、高尾町の山地に、室町時代、富樫氏の高尾城がありました。
今は見晴らし台となり、金沢や野々市が一望できます。

京都にも領土をもっていた富樫氏が、ここが京都に似ていることから この辺りは、高尾、伏見、山科と京都にゆかりのある地名が並んでいます。 その一つ、「伏見」地区にあるのが「伏見台小学校」です。

区画整理が始まり、人口が急増した昭和49年に創立。 当時はまだ、あたり一面田んぼでした。

伏見のすばらしい自然と古い歴史を知ってほしいと、 初代校長の野村さんは自ら校歌の作詞を願い、その思いを込めました。

校区の山々には竹林が広がります。 ここは金沢で有名なタケノコの産地です。
伏見台小学校の3年生は毎年タケノコについて勉強します。 先生は地域の方です。

この日はタケノコ掘りの他に、「間引き」という作業も習いました。
掘る体験だけでなく、手入れの大切さも学びます。

他にも、地域の人と一緒に、夏には「七夕飾り」 冬には竹で「はし」を作りました。
そして作った「はし」は毎年卒業生にプレゼントしています。

今、伏見台小学校には花の苗がたくさんあります。
子供たちは、お世話になっている地域の人たちに贈るために花の苗を一生懸命植えています。

「思いやり」や「感謝の気持ち」が子供たちの心にいっぱい咲いていきます。

  
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