奥能登・輪島市の山あいにある内保(うちぼ)地区は、高齢化率が約6割の典型的な過疎の農村。

この内保で生まれた宮崎数馬さん(51)は、田畑の荒廃を防ぎたいと願って父が興した農業法人ファーマーを引き継ぐ。
ファーマー受託する水田はいまや、地区の9割にも達している。
奥能登の将来に危機感を抱きながらも、増えゆく農地を気負わずに支える宮崎さん。
そんな姿を見て次男の隆司さんなど若手社員が加わり、チームで“地域”を守る。
一方、内保地区にある7つの集落のうち、根古屋(ねごや)集落の住民は宮谷内きよさん(91)一人だけ。
俳句を伴侶に楽しく暮らすが、離れて生活する子どもたちが母を心配する。
人口減少が著しい奥能登では、集落の“消滅”も現実に起きている。
しかし、その予備軍と評される“限界集落”には、現実から目を背けず前向きに生きる人たちがいる。
宮崎さんは集落を消すまいと奮闘する一方、企業誘致などによる過疎からの“脱却”を目指す取り組みには異論を投げかける。
心豊かな暮らしを維持する過疎地域の住民の姿を通して、過疎を越えた向こう側を探る。

<放送>2017年5月20日(土)午前10時30分〜午前11時25分

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