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京大生協も販売開始!石川県民にはおなじみ金沢発『頭脳パン』 半世紀ぶり再ブームの兆し

02/06(水) 19:23配信

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 受験シーズンが本格化する中、金沢発の「頭脳パン」の人気が急上昇しているんです。人気の秘密を探りました。

(加藤キャスターリポート)
「目立つところにありました、頭脳パン。インパクトありますね」

 博士のイラストに、<毎日食べてよく勉強して優秀な成績をあげて下さい>というキャッチコピー。石川県内ではおなじみの「頭脳パン」です。

 こちらの店では毎年受験シーズンになるとゲン担ぎに頭脳パンを買い求める客が多く訪れます。

パンブラザーズアベ 阿部広幸社長:
「受験生の親とか祖父母の方が食べさせたいって言って買っていかれます」

客:
「これ食べると頭がよくなるっていうので親は食べさせています」

 パンを食べると“頭がよくなる”…?

 その秘密を探るべく頭脳パンの原料を作っている金沢市内の製粉会社を訪ねました。

寺田社長:
「これが頭脳粉です。小麦に含まれているビタミンB1を上手に製粉して作った粉を頭脳粉といいます」

「頭脳粉」とはこの会社が開発した小麦粉のこと。開発のもとになったのは<ビタミンB1を多くとれば脳の働きが活発になる>という学説です。

 通常、小麦を挽いて粉にする過程でビタミンB1は失われてしまいます。それを特殊な製法で残すことができたのが「頭脳粉」です。だから「頭脳粉」でできた頭脳パンには脳の働きを活性化する作用があるとされているのです。

寺田社長:
「(Q.頭がよくなるんですか?)頭がよくなるかは分からないけど冴え渡る、スーッと頭のもやが晴れるのは感じます」

「ご飯とパン、どちらが栄養があるか」という主食論争が起こっていたおよそ60年前。パンの魅力を伝えるために頭脳粉は生まれました。

 その後、金沢で誕生した頭脳粉は全国に広がり、各地で頭脳パンが一大ブームとなりました。

客:
「小学校の給食で食べていた。頭よくなると思ってよく食べていた」

 ブームが去り頭脳粉を作る工場も今ではここだけに。頭脳パンは石川と関東地区でのみ細々と販売されています。しかし、今年に入ってある変化が…。

 青森県のパン製造会社や京都大学の生協が相次いで頭脳パンの販売に乗り出したのです。

青森県 工藤パンの担当者(電話):
「受験シーズンに合わせて売り出しました。客から頭がよくなったという話はまだ聞かないですが、夜食にちょうどいいと好評です」

寺田社長:
「朝も昼も食べて勉強して頑張ってほしいです」

 石川県民にとって懐かしの「頭脳パン」。誕生して60年、再びじわりと人気が高まりつつあります。

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